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帰ってきたレジェンド、パッキャオが史上初の8階級制覇

帰ってきたレジェンド、パッキャオが史上初の8階級制覇

Posted November. 07, 2016 07:17,   

Updated November. 07, 2016 10:39

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771億ウォンの資産家でフィリピンのボクシング伝説、マニー・パッキャオ(38)がカネのためにリングに復帰した。

昨年5月、フロイド・メイウェザー(39=米国)と世紀の対決を行った後、今年4月に引退を宣言したパッキャオが6日、米国ネバダ州ラスベガスのトーマス&マックセンターで行われた世界ボクシング機構(WBO)ウェルター級タイトルマッチでチャンピオンのジェシー・バルガス(25=米)に審判全員一致の判定勝ちを挙げた。

パッキャオは同日、試合開始前に米「フォックススポーツ」のインタビューで「多くの人々が、私に金銭的な助けを求めているのに、知らんぷりするわけにはいかない。家族も助けなければならない。ところが、国会議員の公式給料では全然足りない。ボクシングを主要収入源にするしかない」と話した。

引退後、フィリピンの上院議員に当選し、政治家として活躍しているパッキャオの資産は32億7000万ペソ(約771億ウォン)と言われている。ボクシング史上初めて8階級制覇を達成し、20年あまりにわたって世界最高のボクサーとして君臨したキャリアを考えれば、多くはない規模だ。パッキャオがメイウェザーと世紀の対決を行ってもらったファイトマネーだけでも1100億ウォンだった。

パッキャオがカネが足りないと訴えているのは、継続して行ってきた寄付があったからだ。メイウェザー戦のファイトマネーのうち500億ウォンもフィリピンの慈善団体に寄付した。パッキャオは、PhilBoxing.comとのインタビューで、「フィリピンの困っている人たちを助けるために、自分の力が尽きるまでボクシングをするつもりだ。自分のポケットから出たカネで、彼らが幸せになれることに自負心を感じる」と語った。

パッキャオは、同日の勝利で59勝(38KO)2分6敗を記録し、通算3度目のWBOウェルター級タイトルを獲得した。パッキャオ同日、爆発的なパンチを見せることはできなかったが、老練な試合運営で1度ダウンを取るなど、衰えない技量を示した。



兪載泳 elegant@donga.com