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ウッズ、マスターズ初日に2アンダー

Posted April. 13, 2019 10:48,   

Updated April. 13, 2019 10:48

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83番目のグリージャケットに袖を通すのは誰だろうか。12日、米国ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で開かれた今季メジャー初戦のマスターズ・トーナメントの初日。

「メジャーハンター」のブルックス・ケプカ(米国)とフィールドの物理学者ブライソン・デシャンボー(米・写真)が首位タイ(6アンダー)に並んだ。「サプライズ」と片付けるには二人の勢いが尋常でない。

ケプカは、滑りやすい「ガラスのグリーン」でボギー無しに6バーディーを奪う完璧なプレーを見せた。しかもケプカは、通算5勝のうち3勝(2017年の全米オープン、2018年の全米オープン、全米プロ選手権)をメジャータイトルで獲得するほど大舞台に強いところを見せて来た。

特異のクラブセット(3番アイアンからウェッジまでシャフトの長さを6番=37.5インチ=に合わせる)で有名なデシャンボーは、3ボギーを記録したが、実に9バーディーを奪った。物差しで測ったかのようなアイアンショットのお陰だった。16番(パー3)ではあと一歩でホールインワンという場面もあり、18番(パー4)では196ヤードからの2打目がピンに当たってカップ5センチ前に止まり、タップインバーディーで終えた。この日、デシャンボーのホール当りの平均パット数は1.36だった。

しかし、今年のオーガスタを訪れたギャラリーたちから最大の関心を集めたのは、やっぱり「復活した皇帝」タイガー・ウッズ(44=米)だった。大ギャラリーを引き連れてプレーしたウッズは11位タイ(2アンダー)で初日のラウンドを終えた。マスターズ初日の2アンダーは、ウッズには幸運の数字に他ならない。通算メジャー戦14勝を記録しているウッズは、マスターズで挙げた4勝(1997年、2001年、2002年、2005年)のうち3度の優勝で初日を2アンダーで終えた。

これを記憶しているウッズは、ホールアウト後のインタビューで「今度も同じようなことが起きると良いね。短いパットで何度もミスがあったけど、ドライバーやアイアン、パットの全てでショット感覚が良かった」と言い、優勝に強い意欲を示した。

ところがウッズは、2005年優勝の時は、2オーバーで発進しながらも頂上に立った。もしウッズが二日目に6アンダーで回れば優勝する確率はさらに上がる。1997年と2001年、そして2005年に優勝した時は二日目に6アンダー66を記録した。

マスターズ通算4勝目に挑むフィル・ミケルソンは単独3位(5アンダー)、飛ばし屋ダスティン・ジョンソン(以上米国)とイアン・ポウルター(イングランド)は4位タイ(4アンダー)でリーダーボードの上段に名前が上がった。

一方、最有力の優勝候補に挙げられキャリア・グランドスラム(通算4つのメジャータイトル獲得)に挑むローリー・マキロイ(北アイルランド)は出場した87人のうち44位タイ(1オーバー)で振るわなかった。5バーディーを奪ったが、6ボギーを叩いた。世界ランキング1位のジャスティン・ローズ(イングランド)も63位タイ(3オーバー)で予選敗退のピンチに追い込まれた。

韓国選手では唯一今大会に参戦しているキム・シウ(24)は29位タイ(イーブンパー)で初日を締めくくった。


アン・ヨンシク専門記者 ysahn@donga.com