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ジダン氏、9ヵ月ぶりR・マドリード監督に復帰

ジダン氏、9ヵ月ぶりR・マドリード監督に復帰

Posted March. 13, 2019 08:04,   

Updated March. 13, 2019 08:04

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レアル・マドリード王朝が凋落する瞬間、自分の手で王朝を築いたリーダーは帰るべき時期だと感じた。

ジネディーヌ・ジダン氏(47・写真)は先週、自分にかかってきた電話の発信元を確認しては運命を直感した。R・マドリードのフロレンティノ・ぺレス会長の呼び出しだった。6日、スペインリーグの名門R・マドリードがアヤックスに敗れて今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)16強で敗退した後だった。「監督復帰を求める会長の電話をもらって『帰ろう』という気持ちが沸いた。私は過去の実績を全て忘れて、今のレアルを元の地位に戻すために再び家に帰って来た」。

12日、スペインのマドリードで行われた監督復帰会見で、ジダン氏は淡々と語った。この日、R・マドリードはジダン氏と2022年6月30日までの契約を結んだ。

現役時代に「アートサッカーフランス代表の指揮者」と呼ばれたジダン氏は2016年1月にR・マドリード監督に就任して以来、欧州CL3連覇を達成した。しかし、昨年5月「レアルが勝ち続けるためには変化が必要だ」と言い残して監督を辞任した。

強力なカリスマ性で選手たちを掌握したジダン氏が去ったR・マドリードは、今季にフレン・ロペテギ氏やサンティアゴ・ソラーリ氏が後任監督になったが、クラブの名声を保つことはできなかった。欧州CLとスペイン国王杯で敗退し、リーグでは3位に止まっている。その過程で監督と選手の間の内紛説が絶えなかった。R・マドリードは名門再建のためにジダン氏に再び手を差し伸べ、ジダン氏は284日ぶり(現地時間基準)に復帰した。ジダン氏は、「バッテリーの充電は終わった。レアルのための全力を注ぐ」と話した。

ジダン氏の復帰でR・マドリードは「新ギャラクティコ(銀河系)」に変貌すると期待されている。R・マドリードは、過去にスーパースターを大挙獲得し星を集めているという意味でギャラクティコと呼ばれた。選手団の再編を進める上で、昨年7月にユベントス(イタリア)に移籍した「得点マシーン」クリスティアーノ・ロナウドの空白を埋めることに力を入れるとみられる。英国のBBCによると、ジダン監督は選手の獲得と放出などで全権を与えられたという。

BBCによると、ジダン監督はエデン・アザール(チェルシー)、クリスティアン・エリクセン(トッテナム・ホットスパー)の獲得を希望しているという。これにキリアン・ムバッペやネイマール(以上パリ・サンジェルマン)も獲得候補に挙がっている。ぺレス会長は、「ムバッペとネイマールをレアルに連れてくる」と自信を示した。一方で、負傷が絶えず、同僚たちとの不仲説に巻き込まれているサイドFWのガレス・ベイルは退団する見通しだ。一部ではロナウド復帰説もささやかれるが、ジダン監督は慎重な反応を見せた。この日の会見では「今日はロナウドについて話す日ではない」と語った。


鄭允喆 trigger@donga.com