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世界一に復帰した朴城炫、フィリピンで英雄の持て成し

世界一に復帰した朴城炫、フィリピンで英雄の持て成し

Posted March. 06, 2019 09:51,   

Updated March. 06, 2019 09:51

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朴城炫(パク・ソンヒョン=25)はフィリピンに格別な思い出がある。小学校6年生の時から19歳になるまでフィリピンでトレーニングを行ってきた。学生時代に経済的に厳しい家庭だったため、周囲に助けられて経費を賄いながらゴルフにしがみついた時もあった。当時、朴城炫はフィリピンで「ゴルフクイーン」を夢見ながら練習に打ち込んだ。

先月、フィリピン企業のソレア・リゾート・アンド・カジノとスポンサー契約を結んだ時は、「私とは因縁の深いフィリピンは、食べ物もおいしいし、ゴルフ場も親しみを感じる」と過去を振り返った。

5年ぶりにフィリピンを訪問した朴城炫は、思い出に浸かり、妙な感情を感じたに違いない。3日、シンガポールで終わった米女子ツアー(LPGA)HSBC女子世界選手権で今季初勝利を挙げた上、5日に発表された世界ランキングで1位を取り戻し、華やかなスポットライトを浴びているからだ。

朴城炫はランキングポイント6.74点を得て、6.54点のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)を抑えて4ヵ月ぶりに世界一になった。通算3度目の世界一になった朴城炫は、「今年の目標の一つを成し遂げた。スタートが良いので、引き続き維持できるよう頑張りたい」と話した。

二重の喜びに満たされた朴城炫は6日から3日間、フィリピン・マニラ郊外のラグナに位置するザ・カントリークラブ(パー72)で開催されるフィリピン女子ツアー(LPGT)ザ・カントリークラブ・レディース・インビテーショナルに出場する。大会賞金総額は10万ドル(約1億1250万ウォン)で、朴城炫が最近獲得した優勝賞金(22万5000ドル)の半額にも及ばない。マイナーリーグに大物の朴城炫が出場を決めたのは、大会のスポンサー企業が朴城炫のメインスポンサーと同じ系列のブルムベリーリゾートだからだ。同社は、朴城炫がフィリピン女子ゴルフの発展にプラスになるという期待感から2年間70億ウォン(推定)の巨額でスポンサー契約を結んだ後、今回朴城炫を招請したのだ。


金鍾錫 kjs0123@donga.com