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アジア杯無得点の孫興民、EPL復帰戦で鬱憤晴らす同点弾

アジア杯無得点の孫興民、EPL復帰戦で鬱憤晴らす同点弾

Posted February. 01, 2019 07:39,   

Updated February. 01, 2019 07:39

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ゴールネットが引き裂かれそうな強力な左足シュートでゴールを決めた孫興民(27=トッテナム・ホットスパー)は拳を振りながら吼えた。普段、満面に笑みを浮かべて仲間やファンに向かって走っていた姿とは違った。

アジア杯アラブ首長国連邦(UAE)大会では見られなかったゴールパロ―マンスは31日、所属クラブの試合に出場した。孫興民は同日、ロンドンで行われたワトフォードとのイングランド・プレミアリーグ(EPL)戦にチームが0-1でリードされた後半35分、同点ゴールを決めた。孫興民の今季13点目で、リーグ戦は9点目だ。リーグ戦であと1ゴールを追加すれば3シーズン連続の二桁得点達成となる。トッテナムは孫興民の活躍で2-1で逆転勝利した。孫興民を試合MVPに選んだ英BBCは、「先週末にUAEから帰って来てトッテナムに復帰した孫興民だ。彼のエネルギー溢れるパフォーマンスは驚きだ」とコメントした。

実際、孫興民は昨年、ロシア・ワールドカップ(W杯)を皮切りに韓国代表とトッテナムを行き来しながら体力の消耗が激しかった。アジア杯を無得点で終えて孫興民は、「(アジア杯期間に)良く寝ることもできなかった。体調が良好だった時はあまりない」と疲労感を訴えた。この日、ゴールを決めた後に見せたパフォーマンスは、アジア杯での重圧感を吹き飛ばすものでもあったのだ。

韓国サッカーのエースは先月26日からトッテナムに合流した。アジア杯準々決勝以降6日ぶり(韓国時間基準)の先発出場だったが、この日は代表戦とは異次元の競技力を見せた。1週間も経たないうちに体力を完全に取り戻したわけではない。トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、「孫興民はワトフォード戦で筋肉に痙攣を起こしている」と話した。

依然として体力の問題を抱えている孫興民だが、ゴールを決められたのは代表チームとは異なるトッテナムの戦術が背景にある。アジア杯では孫興民は攻撃的MFか、右のアタッカーとして出場し多くの仕事を任された。連携プレーで攻撃をしかけると同時に守備にも関わらなければならなかった。反面、トッテナムでは前線の2トップとして起用され、攻撃だけに専念した。守備への負担が軽いため、体力の消耗が相対的に少なかった。ハン・ジュンヒKBS解説委員は、「トッテナムの孫興民は攻撃的な動きとシュートだけに集中することができる。これに対して代表チームではボールのキープと攻撃の組み立ての全てに関わらなければならないため、持ち味を生かすのに集中できなかった」と分析した。また、トッテナムの速いテンポの試合展開も孫興民と好相性だと指摘した。ハン氏は、「トッテナムは選手たちのパスが強くて速い。試合のテンポが速いため、孫興民としては無理してドリブルしなくても済む。反面、代表チームではパスが弱い上、チーム全体の動きが緩いため、孫興民のスピードを生かせなかった」と分析した。

トッテナム復帰戦で最高の活躍をした孫興民は、「自分も人間なので、いつも良いプレーができるわけではない。だが、競技場に出る時は、毎回最善を尽くしている」と話した。トッテナムはハリー・ケインら攻撃陣が負傷で離脱している。リーグ3位のトッテナムが優勝争いをするためには孫興民の得点感覚を引き続き維持する必要がある。孫興民は、「仲間たちが自分のことを懐かしく思ってくれたが、同じように自分もチームが懐かしかった」と話した。ポチェッティーノ監督は、孫興民を引き続き重用する考えを示した。ポチェッティーノ監督は、「アジア杯でベスト8敗退に終わり孫興民は大きく落胆したことだろう。しかし、率直に言って私は彼が(トッテナムに)帰って来てくれて嬉しい。孫興民の体調を綿密にチェックしたうえで、大丈夫なら次戦も先発で起用したい」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com