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元ヤンキース守護神のリベラ、満票獲得で殿堂入り

元ヤンキース守護神のリベラ、満票獲得で殿堂入り

Posted January. 24, 2019 08:03,   

Updated January. 24, 2019 08:03

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伝説の守護神、マリアーノ・リベラ氏(50=元ニューヨーク・ヤンキース、写真)が投げるボールは決まっていた。相手打者も、彼がどんなボールを投げるのか知ってた。しかし、彼のカットファーストボール(カッター)は分かっていながらも打てないボールだった。

リベラ氏が投げる時速150キロを超える速いカッターに芯を外された打者のバットは折れることもしばしばだった。リベラ氏がシーズン終了後に引退を表明した2013年、対戦したミネソタ・ツインズは尊敬の念を込めて、折れたバットを集めて作った椅子を彼にプレゼントした。

数多くのバットを折った「カッターの達人」リベラ氏が、メジャーリーグで新たな一里塚を築いた。

パナマ出身のリベラ氏は、23日に発表された全米野球記者協会(BBWAA)による2019年殿堂入り候補の投票で史上初めて100%の票を獲得した。投票人団425人全員が彼に票を入れた。BBWAAが殿堂入り投票を始めた1936年以来、満票獲得は初めて。従来の最高得票率はケン・グリフィー・ジュニア氏が2016年に記録した99.3%(440票のうち437票獲得)だった。

リベラ氏は史上最高の抑え投手と評価されている。1995年にデビューして以来、2013年に引退するまで、ヤンキースのユニフォームである「ピンストライプ」を着続け、メジャーリーグ史上最多セーブ記録(652セーブ)を持っている。通算成績は80勝60敗、防御率2.21だ。13度もオールスタに選出され、5度のワールドシリーズ(WS)制覇に貢献した。1999年のWSではMVPにも選ばれた。

トランプ米大統領は、「リベラは偉大な選手であるばかりか、立派な人間だ」とツイッターに書き込んだ。試合のとき、リベラが登場曲に使った「エンター・サンドマン」を歌ったロックバンド「メタリカ」も祝福のメッセージを伝えた。


李憲宰 uni@donga.com