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朴恒緒監督のベトナムがアジア杯8強入り、決勝T勝利は史上初

朴恒緒監督のベトナムがアジア杯8強入り、決勝T勝利は史上初

Posted January. 22, 2019 07:47,   

Updated January. 22, 2019 07:47

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「朴恒緒(パク・ハンソ)監督(写真)と選手たちが国民に貴重なプレゼントをした。逆境に屈しないベトナム人の精神を見せてくれた」(グエン・スアン・フック・ベトナム首相)

「朴恒緒マジック」がまたしてもベトナムを震撼させている。

ベトナム(FIFAランキング100位)は20日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われたアジア杯決勝トーナメント1回戦でヨルダン(109位)をPK戦(4-2)で制してベスト8入りを果たした。ヨルダンはベトナムよりランキングこそ低いが、B組のグループリーグ初戦で優勝候補の豪州(41位)を1-0で破り、今大会最大の番狂わせを演じ、無敗(勝ち点7=2勝1敗)で組1位になった強豪だ。3試合で3得点を挙げながら無失点を記録するほど守備も堅い。これに対してベトナムは、勝ち点3(1勝2敗=得失点差-1)でD組3位に止まったが、E組3位レバノンより警告数が少なかったため最後に決勝T進出を決めた。

ベトナムがアジア杯ベスト8入りしたのは2007年大会以来12年ぶりのこと。16ヵ国が参加した当時はベスト8からトーナメントが始まった。ベトナムは日本に次いでB組2位(勝ち点4=1勝1分け1敗)でベスト8入りしたものの、イラクに0-2で完敗を喫した。今回がベトナムにとってはアジア杯トーナメント初勝利となる。「朴恒緒ベトナム」は昨年1月に23歳以下アジア選手権準優勝を皮切りに同8月のアジア大会で4強入りし、12月のスズキカップ優勝に至るまで国際大会で目覚ましい成績を挙げ、ベトナム国民を熱狂させている。

地元メディアによると、試合開始前から熱く盛り上がったスズキカップ決勝とは違い、この日は試合序盤までは落ち着いた雰囲気だったという。勝利への期待が高くなかったからだ。だが、後半6分に同点ゴールが決まると、市民たちが街に繰り出し始めた。スズキカップ優勝の時、表彰台で朴監督と熱く抱きしめたグエン・スアン・フォック・ベトナム首相は、この日も直ちにメディアを通じて「彼らの意志と情熱は美しかった」とのメッセージを伝えた。朴監督は、「我々は自分との闘いで勝った」と話した。ベトナム・エクスプレスによると、ベトナム政府は準々決勝進出が決まると、まず10億ベトナムドン(約4860万ウォン)の褒賞金を約束したという。


李承鍵 why@donga.com