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柳賢振の専従トレーナーになったキム・ヨンイル氏、「長年の夢が叶った」と意欲満々

柳賢振の専従トレーナーになったキム・ヨンイル氏、「長年の夢が叶った」と意欲満々

Posted January. 04, 2019 07:36,   

Updated January. 04, 2019 07:36

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「おっさん、一緒に米国に行きましょうよ」

元LGトレーニングコーチのキム・ヨンイル氏(53)は昨年12月、ドキドキする話を聞いた。シーズンを終えて帰国したメジャーリーグの柳賢振(リュ・ヒョンジン=32、ロサンゼルス・ドジャース)が専従トレーナーとして米国に一緒に行くことを提案したのだ。キム氏は、「提案を聞いて本当に嬉しかった。メジャーリーグでトレーナーとして生活することは長年の夢だったのに、賢振のお陰でその夢が叶ったのだ」と話した。

2015年に肩の手術を受け、2016年には肘手術を受けた柳賢振は、2016年秋からオフシーズンには決まってキム氏を訪ねてリハビリトレーニングを助けてもらった。2002年の現代(ヒョンデ)ユニコンズ時代から国内では初めて「トレーニングコーチ」の肩書を得たキム氏は、リハビリ分野では最高の専門家で知られる。球速を取り戻す確率が7%に過ぎない肩の関節唇手術を受けた柳賢振が、再起に成功するまでにはキム氏の助力が大きかった。キム氏は、「当時否定的な予測が多かった中でも賢振はいつも明るかった。1日4時間を超えるリハビリトレーニングを黙々とこなすのを見て、再起に成功できると確信した」と振り返った。

柳賢振にとって2019年はもう一つの挑戦の年になりそうだ。昨季終了後、ドジャースのクオリファイングオファーを受け入れ、自由契約選手(FA)契約を来季に見送った。価値を証明すれば、大型FA契約も可能だ。昨季に太ももの内転筋を負傷した柳賢振は、昨年12月20日から蚕室(チャムシル)野球場で下半身強化トレーニングに打ち込んでいる。キム氏は、「今の太ももの筋力は70%まで戻った。柔軟性が落ちていて、左右の筋力に不均衡がある。疲労の解消とストレッチを中心に体づくりをしている」と説明した。キム氏は今月7日、柳賢振と一緒に日本の沖縄に向かう。温暖な気候の中でリハビリに集中した後、今月末もしくは来月初めに米国に渡る予定だ。キム氏は、「傍で最善の管理をしてあげられるので、柳賢振を40歳を超えても投げられるような投手に作りたい」と意欲を示した。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com