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孫興民が新年初戦で祝砲、1得点1アシストと大活躍

孫興民が新年初戦で祝砲、1得点1アシストと大活躍

Posted January. 03, 2019 07:39,   

Updated January. 03, 2019 07:39

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「DESK」

イングランド・プレミアリーグ(EPL)、トッテナム・ホットスパーの攻撃力を圧縮した単語だ。MFデレ・アリ(23)とクリスティアン・エリクセン(27)にFW孫興民(ソン・フンミン=27)とハリー・ケイン(26)の英文字表記名前の頭文字を取った造語だ。いわゆる「DESK4人組」は今季にトッテナムがリーグ2位で首位争いを繰り広げるのに核心的な役割を果たしている。チームの総得点(46得点)の65%超える30ゴールが、この4人から生まれた。

DESKメンバーの中でも、最近の孫興民の好調ぶりが際立つ。昨年12月の1ヵ月間でリーグ戦6得点3アシストを記録した孫興民は、年が明けても勢いが衰えない。2日、英国ウェールズのカーディフで行われたリーグ戦第21節カーディフ・シティ戦で、前半26分に右足でとどめを刺すゴールを決めた。現地時間で元旦にシーズン11得点目でリーグ戦8得点目を記録した。前半12分には、エリクセンのゴールを手伝った。試合はトッテナムが3-0で勝利した。昨年12月からEPLで挙げた攻撃ポイントは7得点4アシストでDESKメンバーの中で最多を記録している。

この日の得点場面は、最近孫興民の絶好調ぶりが遺憾なく発揮された。カウンターでケインのパスを受けた孫興民がボールをトラップしてシュートを放つためのスペースを作った。シュート角度も絶妙だった。英国のスカイスポーツは、「(PK)ボックスの右から鋭利な角度からゴールの左隅を見つけた」と褒め称えた。孫興民は、短いダンスで喜びのパフォーマンスを披露した。

ロシア・ワールドカップ(W杯)とジャカルタ・パレンバン・アジア大会に立て続けに出場し、体力的に負担が多かった孫興民は、EPL開幕10試合目にシーズン初ゴールを決めるなど、序盤は激しい不調に苦しんだ。パウロ・ベント韓国代表監督の配慮で、昨年11月の代表戦に招集されず、体力を回復した孫興民は、12月から本領を発揮し始めた。ハン・ジュンヒKBS解説委員は、「孫興民の回復とともに、チーム全体でも負傷選手の復帰など攻守両面で調子が上がって来た。孫興民もサイドアタッカーよりはトップで多くのチャンスを掴むようになり、負担のかからない形でゴールを決めるのに主力するようになった」と説明した。

2015~2016シーズンにトッテナムのユニフォームを着て以来、リーグ戦第21節を基準に、最多となる8ゴールを記録するほどだ。この勢いなら2016~2017シーズンに記録した自己最多記録の14得点を超える見通しだ。スカイスポーツによると、孫興民は今季に500分以上出場した選手のうち3番目に短い124.5分に1ゴールを決めている。アーセナルのピエル・オバメアンが117.6分で1位で、マンチェスター・ユナイテッドのアントニー・マルシャルが120.9分で2位だった。チーム同僚のケインが128.4分で4位タイだ。カップ大会を含めて直近の5試合連続で攻撃ポイントを記録している孫興民は、2日には欧州サッカー統計サイト「フースコアードドットコム」が選ぶEPLベスト11に入った。

昨年12月30日のウルヴァーハンプトン戦で1-3で逆転負けを喫したトッテナムは、この日の勝利で再び2位の座を奪い返した。試合後に孫興民は、「失望的だった試合の後に行われる重要な試合で勝ち点3を獲得した。我々のメンタルの特徴を見せつけた試合だった。勝ち点3を得る資格は十分だった」とコメントした。

今月中旬にアジアカップ出場のため代表チームに合流する孫興民の離脱が、チーム首位争いにどのような影響を与えるのかにも注目が集まる。孫興民は5日にFAカップ3回戦のトランメア戦、9日にカラバオカップ・準決勝第1戦チェルシー戦、14日にリーグ戦マンU戦をこなした後、代表チームに合流する。アジアカップではグループリーグ第3戦中国戦(16日)から出場する見通しだ。


姜泓求 windup@donga.com