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朴恒緒監督、「洪明甫チャリティーマッチ」に参加し義理人情を果たす

朴恒緒監督、「洪明甫チャリティーマッチ」に参加し義理人情を果たす

Posted December. 24, 2018 08:03,   

Updated December. 24, 2018 08:03

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「パパリーダーシップ」で「朴恒緒(パク・ハンソ)マジック」を披露したサッカー・ベトナム代表チームの朴恒緒監督(59)が、今度は義理・人情を果たした。

22日、ソウル市内にある高麗(コリョ)大学の化汀(ファジョン)体育館で行われた洪明甫(ホン・ミョンボ)チャリティーサッカー大会「Share The Dream Football Match 2018」。朴監督が姿を現すとファンは熱狂した。16日、ベトナムに10年ぶりにASEANサッカー連盟(AFF)スズキカップ優勝をもたらした朴監督は、20日から来年のアジアカップに向けた練習に突入し、25日には北朝鮮との親善試合を控えている。やるべきことを山ほど抱えている中、ベトナム・サッカー協会の了解を得て、この日夜明けに帰国した。

2002年韓日ワールドカップ(W杯)を共にした洪明甫・大韓サッカー協会専務(49)との義理を果たすためだ。2002年に朴監督は首席コーチとして、洪専務は主将として「4強神話」を作りあげた。二人は、その後も親交を深めて来た。朴監督はチャリティー試合でたびたび監督も務めた。洪専務は今年、ベトナム代表がスズキカップを控えて韓国での合宿練習を行う時、坡州(パジュ)にあるサッカー代表チームトレーニングセンター(NFC)で練習できるよう便宜を取り計らった。3月には両国のサッカー協会が交流のための覚書(MOU)を締結した。

洪専務は、「朴さんと私は師匠と弟子の関係でもあったが、気軽な先輩後輩の仲でもある。電話で(チャリティー試合の)最後を一緒にしてもらえないかとお願いしたら、快く受け入れてくれたので大変感謝している」と話した。洪専務は、本人が全面に出るよりは、後ろから後輩たちを応援したいとして、2003年から続いている同大会を16回目となる今年を最後に終えた。朴監督は、「(洪明甫チャリティー大会は)サッカー人たちが一年を締めくくる場だったのに、今年で終わるのは寂しい」と話した。

この日の行事には、崔龍洙(チェ・ヨンス)FCソウル監督、キム・ビョンジ解説委員ら2002年W杯メンバーが大挙して参加した。パウロ・ベント代表監督も出席した。朴監督は、「2002年W杯で一緒に活躍したメンバーたちと再会すると、自然と笑みがこぼれて楽しい」としながらも、「メンバーのうち仕事に付いていない人が多いのは残念だ。早く良い仕事を見つけて欲しい」と話した。朴監督は、洪専務らと夕食を共にしながら楽しい時間を過ごした後、23日ベトナムに帰った。

朴監督は21日、ベトナム首相から友情勲章を受章した。すでに3級労働勲章を受けている朴監督に、「韓国とベトナムとの友情関係の向上に貢献した」ことを評価して授与された勲章だ。朴監督は、「2018年は、本当に奇跡のような勝利の幸運に恵まれた一年だった。もっと大きな幸運をもたらすこともできるだろうし、奈落に落ちることもあるだろうが、避けて通るつもりはない」と決意を語った。


姜泓求 windup@donga.com