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全豪オープン4強の鄭現、「今年の自分は70~80点」

全豪オープン4強の鄭現、「今年の自分は70~80点」

Posted November. 21, 2018 08:52,   

Updated November. 21, 2018 08:52

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「1月の全豪オープンは、今も記憶に新しいです。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破って、ロジャー・フェデラー(スイス)と対戦しましたね。不思議な経験で、信じられない瞬間でした」

鄭現(チョン・ヒョン=韓国体育大学、写真)のファン交流会を兼ねた記者懇談会が行われた20日、ソウル江南区(カンナムク)にあるビラドベイリ。男子プロテニス(ATP)史上、韓国選手では最高順位(19位)に上るなど、夢のようなシーズンを過ごした鄭現は、この日、久しぶりにメディアとファンの前に立った。鄭現は先月、ストックホルムオープン準々決勝で足裏に水ぶくれが再発して棄権した後、シーズンに早期に終えて帰国した。韓国体育大学3年生の鄭現は、大学生活とリハビリに集中しながら来季に備えている。

鄭現は、今年最も記憶に残る瞬間に、憧れの選手たちと対戦し、世界的に注目を集めた全豪オープンを挙げた。フェデラーと対戦した準決勝では足裏の負傷で棄権したものの、鄭現は韓国人では初めて主要4大会のベスト4進出に成功した。国内ではテニスフィバーを巻き起こり、海外メディアは世界のテニス界で活躍する次世代プレイヤーとして鄭現に注目した。

「70点から80点の間になるでしょうね。昨年より高いところ(ランキングなど)でシーズンを終えたことは良かったと思います。ただ、体の管理がうまくできなかったので満点は無理ですね」。

鄭現は今年上半期の主要4大大会である全豪オープンとATPツアーの8大会に出場し、7度(全豪オープンを含め)を準々決勝進出以上の成績を挙げ、1月には58位だったランキングを一時は19位まで上げた。だが、足裏の負傷に足を引っ張られ、序盤の勢いが後半まで続かなかった。最終ランキングは25位。

「大分回復しました。子供の時から、よく水ぶくれができたんですけど、その時は今見たいに多くの試合をこなしていなかったので目立たなかったのだと思います。相手のレベルが高くなったんですね」

この日、イベント会場には、将来にテニス選手を夢見る小学生のファンが「世界的な選手になって鄭現さんと対戦してみたい」と抱負を語り、会場に爆笑が起きた。鄭現は、同じ年代のライバルである21歳のアレクサンダー・ズベレフが最近、ATPファイナルズで優勝したのを見た感想を聞かれ、「国際大会で肩を並べたいとは思うけど、焦りたくはない」と言いながらも「刺激になるのは事実」と打ち明けた。

鄭現は、12月にタイで冬季練習を行い、来年1月からATPツアーに復帰する。鄭現は今年の全豪オープン4強進出で88万豪州ドル(約7億ウォン)を確保するなど、今年1年間の大会賞金だけで18億ウォンを稼いだ。ラコステ(衣類)、ラド(時計)、ヨネックス(ラケット)、ジェネシス(車)などのスポンサー後援金まで入れれば年収は数十億ウォンに上る。


金在亨 monami@donga.com