Go to contents

林恩讐がシニア大会初メダル、金妍児以降初めて

林恩讐がシニア大会初メダル、金妍児以降初めて

Posted November. 19, 2018 08:46,   

Updated November. 19, 2018 08:46

한국어

憧れの人、妍児(ヨナ)さんが歩んだ道を行く。

韓国女子フィギュアスケートの期待の星、林恩讐(イム・ウンス=15)が「フィギュア女王」金妍児(キム・ヨナ)以来9年ぶりにフィギュアスケートのグランプリ―(GP)シリーズの女子シングルスでメダルを獲得した。18日、ロシアのモスクワで行われた国際スケート連盟(ISU)シニアGP第5戦(ロステレコム杯)で合計186.67点で銅メダルを獲得した。平昌(ピョンチャン)冬季五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア=222.95点)とソフィア・サモデュロワ(ロシア=198.01点)に次いで、全出場選手10人のうち3位に入った。シニア大会デビューシーズンに初のGPメダルを首にかけた。韓国女子選手が同大会の表彰台に立つのは2009年の金妍児(優勝)以来初めて。

フリースケートでの演技が輝いた。前日のショートで57.76点を記録し6位となったが、フリーで127.91点と自己ベストを更新して表彰台に立った。先週のGP第4戦(NHKトロフィー)での記録(126.53点)を1週間で塗り替えた。映画「シカゴ」のOSTに乗せてプログラムを披露した林恩讐は最初に飛んだトリプルルッツ、トリプルトゥループのコンビネーションジャンプ(基本点数10.10点)を安定的に成功させ、加算点1.52点を得点するなど鮮やかな演技を披露した。

金妍児と同じ「オールザットスポーツ」所属の林恩讐は、8月にシニア大会のGP第4戦では、ショートとフリーで、最高得点を記録し勢いに乗った。手足が長い欧米型の体形で、スケートのスピードや表現力に強みを持っている。林恩讐は、「2週連続の(GP)出場なので体力的に少し厳しいものを感じた。ショートであまりにも悔いが残ったのだが、フリーで克服するために頑張ったし、メダル獲得という貴重な結果を出すことができて本当に嬉しい」と感想を語った。

林恩讐はじめ「妍児キッズ」たちの成長ぶりにも期待が集まる。先に男子シングルスではチャ・ジュンファン(17)がGP2戦連続で銅メダルを獲得した。女子シングルスでは林恩讐の他にも韓国選手では初めて200点の大台を超えたユ・ヨン(14)や、ジュニアGPファイナル進出を決めたキム・イェリム(15)らが注目を集めている。

林恩讐は、米国ロサンゼルスに渡って練習を行い、来月に韓国で開催される会長杯ランキング大会に出場する予定だ。


姜泓求 windup@donga.com