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柳賢振、来季はカーショーとビュラーに次ぐ先発ローテ3番手 地元メディアが予測

柳賢振、来季はカーショーとビュラーに次ぐ先発ローテ3番手 地元メディアが予測

Posted November. 15, 2018 08:04,   

Updated November. 15, 2018 08:04

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今年7月、ロサンゼルス・ドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン)のメジャー復帰を控えて、多数の米国メディアはチーム内の先発陣に彼の居場所はないだろうと予想した。ウォーカー・ビュラー、ロス・ストリップリングなど有望株たちの成長が著しかった上、負傷で離脱していたクレイトン・カーショーやリッチ・ヒルのが復帰したからだ。柳賢振を除いても先発投手陣が6人に上る状況だった。殆ど先発だけでプレーしてきた柳賢振のリリーフ陣入りの可能性までささやかれた。トレード説も流れた。ワールドシリーズ(WS)制覇を目指すドジャースが、遊撃手のマニー・マチャドを巨額で獲得し、年俸総額の増加に負担を感じて柳賢振を手放すかもしれないということだった。

それから4ヵ月あまりが経ち、柳賢振の地位は完全に変わった。CBSスポーツは14日、2019年のドジャースの先発ローテを「クレイトン・カーショー、ウォーカー・ビュラー、柳賢振、リッチ・ヒル、アレックス・ウッド」の順番になるだろうと予測した。不動のエース、カーショーとビュラーが「ワンツーパンチ」としてマウンドを守り、負傷から復帰しレギュラーシーズンに続いてポストシーズンでも好投した柳賢振が3番手を担うと読んだのだ。この順番なら、ドジャースは1番手から3番手まで、左腕、右腕、左腕の流れとなり、先発陣のバランスを図ることができる。

溢れる先発投手たちと先発ローテ5番手を争うだろうと言う予想を裏切り、柳賢振はクオリファイングオファー(QA)を受け入れ、年俸1790万ドル(約203億ウォン)を獲得し、チーム内でカーショー(3100万ドル)とヒル(1866万ドル)に次いで3番目に多い年俸を受ける選手になった。今年の柳賢振は、レギュラーシーズン15試合で7勝3敗、防御率1.97と活躍したほか、ポストシーズンの重要な試合に登板し、「ビッグゲームピッチャー」の名声を得た。ドジャースの話題を取り扱うドジャースウェイ・ドットコムは「柳賢振は、より多くの金額で他球団と複数年契約を結ぶこともできたが、ドジャースに帰って来た。2019年は健康な体でマウンドに立って自分の価値をもう一度証明できる時間になるだろう」と柳賢振の残留を歓迎した。

しかし、条件がある。ドジャースウェイは「健康なときの柳賢振は素晴らしい。マウンドに立った時、柳賢振はドジャースが払った金額だけの仕事をした」と書いた。その通りで、柳賢振はマウンドで圧倒的なパフォーマンスを見せる投手だ。来季に自由契約選手(FA)として大型契約を取り付けるためには、来年も今年のような成績を残さなければならない。先発投手として30試合に登板し、200イニングに近い投球回数を満たさなければならない。許亀淵(ホ・グヨン)MBC解説委員は、「今の柳賢振の球威はカーショーやザック・グレインキーに比べられるほど優れている。先発ローテの3番手に位置付けられるのは当たり前だ。だが、それは今に限っての話だ。スプリングキャンプなどで良い姿を見せ続けてこそ、確実に地位を固めることができる」と話した。

決して容易な挑戦ではない。今までQAを受諾した5人のうち翌年のFA市場でより多くの年俸で複数年契約を取り付けた選手は、捕手のマット・ウィータース(ワシントン・ナショナルズ)だけだ。ドジャースで柳賢振と一緒にプレーしたブレット・アンダーソン(オークランド・アスレチックス)は2015年にドジャースで31試合に登板し10勝9敗、防御率3.69と活躍した後、QAを受け入れたが、スプリングキャンプで腰を痛め、翌年は4試合で11回3分の1を投だけげてドジャースを退団した。「FA浪人」で1年を稼いだ柳賢振が、健康な体と好成績の二兎を獲ることはできるのだろうか。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com