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6試合で終了した韓国シリーズ、収入は過去最高

6試合で終了した韓国シリーズ、収入は過去最高

Posted November. 14, 2018 08:34,   

Updated November. 14, 2018 08:34

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SKの韓国シリーズ制覇で幕を閉じたプロ野球のポストシーズ(PS)は興行的にも成功を収めた。シリーズの毎試合で感動のドラマを演じたSKと、11年ぶりにPS進出を果たしたハンファの健闘がPSの盛り上がりをけん引したという分析だ。

韓国野球委員会(KBO)によると、今年のPS16試合の入場収入は103億7295万ウォンだった。2012年の103億9222万6000ウォンに次ぐ歴代2位の記録だ。韓国シリーズ第6戦の入場収入は54億3982万2000ウォンで、韓国シリーズ史上最高だ。2万5000人を収容できる蚕室(チャムシル)球場と文鶴(ムンハク)球場は、シリーズ中に6試合連続の満員を記録した。

PSを控えては期待より憂慮する声が多かった。ジャカルタ・パレンバン・アジア大会期間中にリーグまで中止し、10月末と11月初めの肌寒い気候の中で行われたからだ。アジア大会以降、兵役特別恩恵を巡る議論と、その後遺症で宣銅烈(ソン・ドンヨル)代表監督が史上初めて国会の国政監査に出席するなどの騒ぎで野球場に足を運ぶ観客数も減っていた。

11年ぶりにPS進出を果たしたハンファのPS試合を見ようと大勢の観客が集まったが、最大規模の蚕室球場(2万5000席)の半分(1万2400席)に過ぎない大田(テジョン)球場は限界があった。ハンファが準プレーオフで敗退した後、ネクセン対SKのプレーオフ(PO)では売り切れどころか、試合を重ねるほど空席が増え、憂慮は現実のものとなるとみられた。第5戦では9700枚の切符が現場で追加販売された。

しかし脚本のないドラマは結局野球ファンの心を動かした。10回延長までもつれ込んだ後、ハン・ドンミンがサヨナラ本塁打を放ったPO第5戦は、観客こそ少なかったが、テレビ中継の視聴率は8.9%(ニルソンコリア)に達した。昨年の韓国シリーズ4試合(第1~4戦)より高い数値だ。毎試合で繰り広げられた死闘に観客は熱く盛り上がった。

韓国シリーズ第1戦から蚕室と文鶴の両球場が満員となり、SKが予想を裏切って善戦し、テレビ中継の視聴率も右肩上がりのカーブを描いた。SKのシリーズ制覇を決めた第6戦の視聴率は13%だったが、今年のPSの最高視聴率で同時間帯視聴率も1位だった。

PSが興行的に成功を収めると、PS進出チームにも吉報が舞い込んだ。入場収入の55%(約57億ウォン)がPS進出チームに成績に応じて支給されるが、このうち20%はレギュラーシーズン優勝チームに支払われ、残り80%はPS成績に応じて配分される。韓国シリーズを制したSKには22億8000万ウォンが、斗山(トゥサン)はレギュラーシーズン優勝配当金(11億4100万ウォン)を含めて約22億3600万ウォンが支給される。ネクセン、ハンファ、KIAにもそれぞれ6億4000万ウォン、4億1000万ウォン、1億3600万ウォンが配当される。


金培中 wanted@donga.com