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柳賢振、ドジャースでもう1年 QA受け入れた

柳賢振、ドジャースでもう1年 QA受け入れた

Posted November. 14, 2018 08:35,   

Updated November. 14, 2018 08:35

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韓国人選手では初めてメジャーリーグのワールドシリーズ(WS)に先発登板した柳賢振(リュ・ヒョンジン=31、写真)がロサンゼルス・ドジャースでもう1年選手生活を続ける。クオリファイングオファー(QA)で得た新シーズンを通して「耐久性」を証明しなければならない課題を抱えた。

MLB.comは13日、「柳賢振が今年、QAを受けた7選手のうち唯一、これを受け入れた」と伝えた。QAは自由契約選手(FA)資格を得た選手に元所属チームが、同年のメジャーリーグの上位125人の平均年俸額で1年間の契約延長を提示する制度。2018年のシーズン終了でFA資格を得た柳賢振は、2019年に1790万ドル(約203億ウォン)の年俸を条件にドジャースでもう1年プレーした後、再びFAを宣言することができる。2012年に導入されたQAを受け入れたのは柳賢振が6番目。

FA資格を得た選手たちの殆どは、長期契約を希望する。毎年、市場で再評価を受けるプロ選手の特性から、安定した選手生活を求めて雇用を保障してもらいたいからだ。柳賢振がFA宣言を見合わせてドジャースと1年間の短期契約を結んだのは、解決しなければならない課題があるからだ。いわゆる「耐久性」の証明だ。

柳賢振は2013年にメジャーリーグに進出して以来、肩や肘、股ぐらを相次いで負傷した。メジャーリーグの規定イニング(162回)以上を消化したのはデビュー年の1年だけだ。今季は7勝3敗、防御率1.97と優れた成績を残したが、82回3分の1をこなすのに止まった。ソン・ジェウMBC解説委員は、「球団の立場では、負傷の前歴がある選手と長期契約を結ぶのは容易なことではない。今年柳賢振がFA宣言をしたとしても、3年以上の契約を取り付けるのは容易でなかったはず」との見方を示した。

ドジャースは柳賢振にとって、もう1年プレーしながら自身の価値を上げる上で適した環境を整えている。過去6年間、自身を見守って来たリック・ハニーカット投手コーチがいる上、厚みのある先発陣を保有するため、酷使への心配もない。2年連続でWSに進出した強豪として、チャンピオンリングを狙えることも期待を高める。柳賢振が2013年のように先発として30試合以上を消化し、今年のような好成績を残せば、大型のFA契約は自然と伴われるだろう。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com