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FCソウルが13試合ぶり勝利

Posted November. 12, 2018 08:41,   

Updated November. 12, 2018 08:41

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主審がビデオ判定(VAR)を終えてPKを宣言すると、FCソウルの選手たちは歓呼し、全南(チョンナム)選手たちは激しく抗議した。

11日、ソウル・ワールドカップ競技場で行われたプロサッカー・Kリーグ1の第36節。2-2のドローに終わるとみられた後半ロスタイム。ペナルティーエリアの左で浮いたボールを奪おうとして朴主永(パク・ジュヨン)が全南のイ・ジナムのバックタックルに倒れた。VARでPKを得た朴主永は、冷静にゴールネットを揺らして勝負に終止符を打った。

ソウルが13試合ぶりに勝利を収め、降格圏脱出戦争でほっと一息ついた。クラブ創設以来初めて下位スプリット(7~12位)に下がった9位のソウルが最下位の全南(12位)を3-2で破った。今年8月15日の水原(スウォン)戦勝利以降の12戦未勝利(5分け7敗)のトンネルを89日ぶりに抜け出した。帰って来た「ワシ」崔龍洙(チェ・ヨンス)ソウル監督とハグをしながら勝利を祝った。尚州尚武(サンジュ・サンム)で兵役を終え、9月にクラブに復帰したユン・ジュテ(28)は、先に複数得点を挙げて勝利への足場を築いた。

全南はセットプレーだけで2得点を挙げ、粘り強く追い上げたが、試合終盤に痛恨のPKを与えて勝ち点獲得には失敗した。試合後は主審のジャッジに不満を抱いた全南ファンがピッチに乱入する場面もあった。

崔監督は「内容より結果が重要な試合で選手たちの努力と献身で勝利した」と言いながらも、「まだ改善すべき点は多い」とも強調した。この日負傷や競技力などを理由に外国人選手なしに韓国人選手だけで試合に臨むなど強気の采配を見せた崔監督は、「韓国人選手だけでメンバーを組んだが、前向きな要素を確かめた」と話した。

しかし安心するのはまだ早い。ソウルは同日の勝利で最下位の可能性は消したが、残り2試合の結果次第では11位まで下がる可能性がある。ソウル(勝ち点40)に次ぐ10位尚武(サンム=37)、11位仁川(インチョン=36)があと一歩のところまで追い上げている。ソウルは残る2試合で、尚武と仁川と対戦する。11位はKリーグ2プレーオフの勝者と昇降戦を行わなければならない。第36節で仁川は江原(カンウォン)に3-2で勝利し、尚武は大邱と0-0で引き分けた。

一方、3位蔚山(ウルサン=60)は10日、水原(スウォン)と3-3で引き分け、少なくとも3位を確保し、2019年のAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。


姜泓求 windup@donga.com