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元カーリング女子代表のチーム・キムが監督らの不当な扱いを暴露

元カーリング女子代表のチーム・キムが監督らの不当な扱いを暴露

Posted November. 10, 2018 08:49,   

Updated November. 10, 2018 08:49

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平昌(ピョンチャン)冬季五輪カーリング女子で銀メダルを獲得した「チーム・キム(慶北体育会)」の選手たちが指導者たちの専横を暴露してから、両方が鋭い「真実を巡る応酬」を繰り広げている。

チームキム(キム・ウンジョン、キム・ヨンミ、キム・ギョンエ、キム・ソンヨン、キム・チョヒ)は大韓体育会などに送った「訴え文」の中で、「指導者たたい(キム・ギョンドゥ慶北カーリングトレーニングセンター長、キム・ミンジョン女子チーム監督、チャン・バンソク総括監督)が大会賞金を配分しなかったほか、外部活動の収入はセンター長のキム氏の個人通帳で受け取った」とし、着服の疑いがあると主張。これに対して、指導者たちは9日、「2015年に選手たちの同意の下、キム・ギョンドゥ名義の通帳を開設したし、お金は大会参加費など公的な目的に使われた。賞金以外にも行事費などは個人に支給した」と反駁した。その上で、選手たちが7月の賞金使用内訳を確認した署名簿を証拠として提示した。だが、選手たちは「署名は装備購入の内訳を確認したものに過ぎなく、その費用が私たちの賞金から支払われたという説明はなかった。装備購入の他に、他の使用明細は(指導者たちが)公開しなかった」と返した。

人権侵害についての立場も対立した。選手たちは、「キム・センター長が私的な目的で私たちを利用したと」と主張した。キム・センター長は大韓カーリング競技連盟会長職務代行を務めたとき、会長選挙をまともに実施せず1年6ヵ月間の資格停止処分を受けた。キム氏は、この処分が不当だとしてれ連盟と法廷で争っている。選手たちは、「指導者たちが『キム・センター長を助けなければならない』として法廷に出るよう強要した。連盟との争いでキム・センター長を有利なにしようと指導者たちがチームを私有化しあ」と主張した。選手たちは理由も分からないままキム監督の子供が通う保育施設の行事に動員され、スキップのキム・ウンジョンは結婚を理由に練習から排除されたとも暴露した。チャ監督の主張は違った。チャン監督は「選手たちに保育施設行事に予めお願いして選手たちも同意したことであることを証明できる通話内容がある。キム・ウンジョンは妊娠計画を持っていたため、新しいスキップを探さなければならなかった。特定選手をチームから排除するための練習はなかった」と話した。

こうした中、慶北体育会のカーリングチーム選手たちが、過去にも同じような不当な扱いを受けたという証言が出た。2003年にキム・センター長の指導を受けたA氏は、「キム・センター長が選手たちに練習費の名目で金を取り上げて使途については説明がなかった。やらせのインタビューだけをさせるなど強圧的な雰囲気に疲れてチームを去った選手が多い。あそこは人権がないところだ」と主張した。これに対してキム・センター長は「A氏の主張は事実じゃない。(選手たちに)暴言などを言ったことはない。自分の家族の名誉を取り戻したい」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com