アーセン・ヴェンゲル氏(69・写真)の新天地がイタリア・セリエAのACミランになりそうだ。6日(韓国時間)、フランスフットボールなど海外メディアによると、ヴェンゲル氏は数週前からACミランと交渉しており、契約締結が差し迫っていると報じた。近く就任するだろうという情報も流れている。
とくにACミランを所有する米国の投資ファンド 「エむリオット・マネージメント」の創業者ポール・シンガー氏と息子のゴーオン・シンガー氏がヴェンゲル氏の監督招へいに高い関心を示している。シンガー氏親子はアーセナルのファンとしても知られる。ヴェンゲル氏は、ACミランで一監督を超えてGMに近い多くの役割を担うことになるだろう、との見方も出ている。
1996~1997シーズンから2017~2018シーズンまでの22シーズン
アーセナルを率いたヴェンゲル氏は、イングランド・プレミアリーグ(EPL)で3度、FAカップで7度優勝カップを掲げた。昨季に成績不振を理由に退団したヴェンゲル氏は、その後もドイツのバイエルン・ミュンヘンやスペインのレアル・マドリードの監督候補に挙がった。ヴェンゲル氏は最近スカイスポーツのインタビューで「どこに行くか分からないが、来年頭からはどこかにいると思う」と言い、監督復帰に意欲を示した。
セリエAで18度優勝(最多優勝2位タイ)に輝く名門のACミランは、2010~2011シーズン以降リーグのトロフィーには手が届いていない。昨季から ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が率いるACミランは6日現在、今季11試合で6勝3分け2敗の勝ち点21でリーグ4位だ。
姜泓求 windup@donga.com