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今季初得点をアシストした奇誠庸、チーム内の主力争いに自信示す

今季初得点をアシストした奇誠庸、チーム内の主力争いに自信示す

Posted November. 07, 2018 07:22,   

Updated November. 07, 2018 07:22

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「ニューカッスルのラファエル・ベニテス監督が、これまで私が見せてプレーに満足しなかったのは確かだ。だが、自分が持っている能力に対する自信をもとに競争を勝ち抜きたい」

イングランド・プレミアリーグ(EPL)、ニューカッスルのMF奇誠庸(キ・ソンヨン=29、写真)は5日、英紙デーリ・メールとのインタビューで、チーム内の主力争いに自信を示した。2018~2019シーズンに出場機会をあまり掴めていないのは事実だが、今後監督の信頼を得る機会は十分あるという趣旨だ。

今季にニューカッスルに加入した奇誠庸は6日までに、EPL4試合に出場(先発出場は2回)に止まっている。韓国代表チームでは鋭いパスなどを披露し、衰えていないことを見せつけたのとは裏腹にニューカッスルではピッチを踏む機会さえあまり得られていない。反面、ライバルのモハメド・ディアメは11試合、ジョンジョ・シェルビーは8試合に出場した。ハン・ジュンヒKBS解説委員は、「守備力を重視するベニテス監督の戦術下では、体当たりに強いディアメらをより安定した駒だと認めているようだ」と話した。

しかし奇誠庸は11月に入ってチーム内の地位を変える機会を掴んだ。4日のワトフォード戦に途中出場し、ニューカッスルの決勝ゴールをアシストしたのだ。リーグ17位のニューカッスル(1勝3分け7敗)はワオフォード戦で今季初勝利を挙げた。今後ニューカッスルが本格的に勝ち点獲得を目指して公的的な戦術を駆使する場合、パス能力の優れた奇誠庸を起用する確率は高まる。奇誠庸は、「シーズン序盤に苦しい時間を過ごしているが、ニューカッスルへの移籍が間違ったとは思っていない。『不平を言うより努力した方が増しだ』というベニテス監督の言葉通り、機会を掴むために頑張りたい」と話した。

奇誠庸は11日の代表チームの親善試合に招集されていないため、しばらくクラブでの主力争いに集中できる。パウロ・ベント監督は、「奇誠庸と個人的に話した。彼が所属クラブに集中できるよう配慮するレべルで招集しなかった」と話した。一部では、今回の親善試合に呼ばなかったのは、奇誠庸の代表引退に備えるためではなかという見方も出ている。しかしベント監督は、奇誠庸は代表チームに必要だという見解を示している。ベント監督は「奇誠庸を含めて、どの選手も代表引退については共感帯が形成されていない。アジア杯(来年1月)以降も必要な選手は、代表チームに含ませるだろうし、奇誠庸はチームの重要なメンバーだ」とクギを刺した。


鄭允喆 trigger@donga.com