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ドジャースが1年200億ウォンのQO、柳賢振の選択は

ドジャースが1年200億ウォンのQO、柳賢振の選択は

Posted November. 05, 2018 08:16,   

Updated November. 05, 2018 08:16

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「コリアンモンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン=31、ロサンゼルス・ドジャース)が、今後の去就を巡り10日間の検討に入った。

メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースは3日、柳賢振と捕手ヤズマニ・グランダルにクオリファインぐ・オファー(QO)を提示した。QOは所属球団が自由契約(FA)資格を得た選手に示す1年間契約のこと。メジャーリーグの上位125人の平均年俸額を示すのだが、2019年のFAのQOは1790万ドル(約200億ウォン)だ。柳賢振には、このオファーを受け入れるか断るかを決めるのに10日間の時間が与えられた。

QOは特級FAの象徴だ。このため、決定も容易でない。自身がFA市場で1年間1790万ドル以上の契約を取り付けられる自信があれば、直ちに断れば良い。ドジャースは、柳賢振が手術から復帰後の3シーズン連続で大小のケガでコンスタントに活躍できなかったにも関わらず、大金のQOを提案した。金万球団のドジャースとしては、この程度の投資リスクは甘受できるという意味だ。

QOを受け入れれば柳賢振は1年後、再びFAになる。2015年に負傷の後遺症を抱えていたドジャースの投手ブラッド・アンダーソンも2016シーズンにオプションを受け入れた。だが、決して若くない年齢の柳賢振にとって、また一つ歳を取って来季以降にFA交渉をしなければならないリスクが伴う。

仮に柳賢振がQOを断る場合、ドジャースを含めメジャーリーグの全30球団を相手に交渉権が与えられる。ただドジャースでないチームと契約する場合、柳賢振を獲得した球団は代償で新人ドラフト指名権を手放さなければならない。

柳賢振がシーズン終盤に印象的な活躍を見せたとは言え、こうした諸条件を飲み込んで確実な複数年契約を結ぼうとする球団が現れるかは未知数だ。柳賢振は2013年にメジャーデビューして以来、通算防御率3.20と無難な活躍を見せたが、それはあくまでも「健康な時」という条件の下での話だった。肩や肘の手術による空白で、まだ通算600回も満たしていない。

グランダルも微妙な状況にあることでは変わらない。ナショナルリーグ捕手では毎年最多本塁打を放ったが、守備力には疑問が付きまとう。グランダルはポストシーズンで2年連続でオースティン・バーンズに正捕手の座を奪われた。

一方、ドジャースのエース、クレイトン・カーショー(30)は3年9300万ドル(約1040億ウォン)で再契約した。


任寶美 bom@donga.com