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「孫興民を休ませて」 英国のファンとメディアが過酷な試合出場を憂慮

「孫興民を休ませて」 英国のファンとメディアが過酷な試合出場を憂慮

Posted September. 10, 2018 08:37,   

Updated September. 10, 2018 08:37

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「孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・ホットスパー)を休ませて」

英国のサッカーサイト「90min」は最近、トッテナムのサポーターたちが孫興民の体力問題を心配していると伝えた。7日に行われるコスタリカとの親善試合で孫興民が83分をプレーしたというニュースを受けて、トッテナムのファンたちがツイッターで「韓国代表チームに孫興民を休ませるよう要求したい」といった反応を見せた。

海外メディアとトッテナムのサポーターたちが指摘する通り、孫興民は今年にロシア・ワールドカップ(W杯)を皮切りに過酷な日程をこなしている。5月13日にイングランド・プレミアリーグ(EPL)のシーズン最終戦を終えて帰国し、W杯に向けた準備に突入した。ホンジュラスやボスニアヘルツェゴビナとの親善試合を行ってオーストリアへ出国し、W杯の事前キャンプに参加した。W杯ではグループリーグ3試合全てに出場し、韓国の攻撃をリードした。

6月29日にW杯を終えて韓国に帰国して短い休養を取っては、7月16日に英国に渡り、トッテナムのプレシーズンに向けた練習に参加した。米国やスペインなどでのプレシーズン試合に出場した孫興民は、再び英国に帰ってニューカッスルとのEPLの2018~2019シーズン開幕戦に出場した。その後、インドネシアに渡り、ジャカルタ・パレンバンアジア大会に参加し、韓国の優勝をけん引した。アジア大会では中2日のグループリーグ戦はもちろんのこと決勝トーナメントの6試合に出場し、毎試合で足に痙攣を起こすほど走り続けた。孫興民は、「中高校以来、これだけ(沢山)走ったのは初めて」と言い、「(主将の)自分が疲れた姿を見せると他の選手に悪い影響を与えそうだったので、もっと汗をかこうとした」と話した。金メダルを首にかけて帰国した後は、パウロ・ベント監督率いるA代表チームに合流し、コスタリカ戦に出場した。

5月13日のレスターシティ戦からコスタリカ戦までの118日間、孫興民は20試合に出場した。5.9日に1度の割合で試合に出ているのだ。出場時間は計1409分(ロスタイムは除く)に上る。また、英国→韓国→オーストリア→ロシア→韓国→英国→米国→スペイン→英国→インドネシア→韓国と10回も国境を越える強豪軍をこなした。長時間移動による体力の消耗も激しい。チリ戦(11日)を終えたら、所属クラブに戻って激しいレギュラー争いをしなければならない。

それでも「スーパーソニー」孫興民は、常に最善を尽くすことの重要性を強調する。「ファンを失望させたくない。重要なのは、常に諦めない姿を見せることだ」。


鄭允喆 trigger@donga.com