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アジア大会で最多イニング投球の棟玹種、チーム復帰後も肩にのしかかる重責

アジア大会で最多イニング投球の棟玹種、チーム復帰後も肩にのしかかる重責

Posted September. 05, 2018 09:23,   

Updated September. 05, 2018 09:23

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エースの肩は重い。ジャカルタでも、光州(クァンジュ)でも…。

KIAの梁玹種(ヤン・ヒョンジョン、写真)はジャカルタ・パレンバンアジア大会で野球代表投手のうち最多の12回をこなした。日本との決勝では6回を1安打だけを与えて無失点の好投をした。打線が4安打に終わり、3-0で勝ったのを考えると梁玹種の好投が金メダルをもたらしたという評価は言い過ぎではない。

3日に帰国した後、所属チームに復帰した梁玹種は、KIAの順位争いという重責を任された。3日現在8位のKIAは5位LGと2.5ゲーム差でポストシーズン進出を巡って激しい争いを控えている。KIAとして看板投手の梁玹種にかける期待が大きいのは当然だ。

エースの責任感は「仕事の量」で表れる。この5年間、梁玹種はKBOリーグで最多の906回3分の1を投げた。2016年には初めてレギュラーシーズン200回を超えた。昨年はKIAを韓国シリーズ優勝に導いた。今シーズンは157回でLGのヘンリー・ソーサー(163回3分の1)に次ぐ2位だ。アジア大会の12回を入れれば、169回でソーサーを上回る。

過度な投球数は、そのまま疲労の蓄積につながる。前期に18試合で3.48を記録した防御率は、後期の6試合で4.84まで上がった。この5年間、イニング消化で上位10位にランクされたユ・ギグァン(斗山)、ユン・ソンファン(三星)、チャン・ウォンジュン(斗山)ら韓国人投手たちは、今季の防御率が7.24、7.04、10.48といずれも振るわなかった。梁玹種も投球数の管理が必要だと指摘する声が上がる理由だ。

問題は、KIAの投手力に余裕がないことだ。昨年、梁玹種とともに20勝を挙げたヘクターは、今季は9勝8敗、防御率4.63でKBOデビュー以来、最も振らない。ペッディンは先発ローテを守れず、リリーフに配置転換されるほど乱れた。キム・ユンドンやイム・ギジュンらが粘っているリリーフ陣は、後期の防御率が6.10でリーグ9位だ。先発と救援陣が揃って不調な中、今季に今後6、7試合に先発登板する予定の梁玹種への依存度はさらに高まる。

KIAは4日、蚕室(チャムシル)での斗山戦を控えて梁玹種に短い休みを与えた。梁玹種は同日、自宅で休んだ後、5日に体調チェックのレベルで軽い練習を行う予定だ。3日に帰国した後、「これからの毎試合が重要だ。後輩たちをうまくまとめて今シーズンを無事しめくくりたい」と語った梁玹種が、自らの目標を無事達成できるのか注目が集まる。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com