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テコンドー代表のカン・ボラ、笑みの隠れたど根性でアジア大会「金」目指す

テコンドー代表のカン・ボラ、笑みの隠れたど根性でアジア大会「金」目指す

Posted August. 09, 2018 10:29,   

Updated August. 09, 2018 10:29

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「本当に根性ある子が一人いるんですよ…」

8日、鎮川(チンチョン)選手村で取材に応じたテコンドー代表のキム・ジョンギ監督は、か細い体に大きな目をした一人の若い選手の名を挙げては、笑顔で首を横に振った。ジャカルタ・パレンバン・アジア大会のテコンドー女子49キロ級に出場する代表チームの最年少、カン・ボラ(18=ソンジュ女子高2年)だ。キム監督は、「アジア大会3連覇に挑む男子テコンドーの看板、イ・デフンほど確実な金メダル候補だ」とカン・ボラへの期待を示した。

カン・ボラは、今年テコンドー界に彗星のように登場した「恐るべき10代」だ。今年2月にあった代表選手選考戦では2014年リオ五輪金メダリストのキム・ソヒ(24)を破る異変を演じた。初めて太極(テグク)マークをつけて出場したシニア大会のアジア選手権(5月)では、16強入りの手前で世界ランキング1位のパニパック・ウォンパタナキット(タイ)を破っては、その勢いで金メダルを首にかけた。同月に開催されたアジア大会代表選考会でも、昨年の世界選手権金メダリストのシム・ジェヨン(23)を制した。カン・ボラは、「世界ランキング1位だからと言って緊張したけど、いざぶつかってみると思ったほどパワーが強くなかったのでやり易かった。アジア大会で再会しても勝てる自信がある」と自信を語った。

実際カン・ボラは準備ができている人材だ。慶尚北道星州(キョンサンブクト・ソンジュ)でテコンドーとテッキョンの道場を運営する星州小学校コーチの父・カン・ホ氏(44)の影響で、歩き始めた頃からテコンドーとテッキョンを習い始めたカン・ボラは、男子選手に負けないくらい両足と両手を自由自在に使える選手に成長した。星州小学校6年生だった時、男女選手を通じてテコンドーでカン・ボラに勝てる者がいなかった。

母のイ・イルムン氏(46)、妹のミルさん(16)、双子の弟テハン君とミングク君(以上12)の家族全員がテコンドー有段者だ。6人家族の段数を合わせると24段に上る。家族旅行に出たときも旅先で兄弟同士でテコンドーの演武を行うほどだ。

「テッキョンは倒れたり試合場の外に出れば負けなんです。試合場も狭くて重心が揺れたり後ずさりしてもダメなんです。その影響が(テコンドー)試合スタイルにも残っているように思いますね」

テッキョンで鍛えたバランス感覚と下がることを知らない攻撃的なプレーはカン・ボラの強みだ。接近戦では間髪入れずにパンチとキックを繰り出し、相手の重心を崩しては沈めていく。先月に開かれた済州道(チェジュド)コリアオープンでも決勝で対決したマリアム・マラクティカ(イラン)を立て続けに攻略し、50-12の大勝を挙げた。カン・ボラは、「決勝では苦しくて唇が青くなるくらいだった。テコンドーが面白くなくなったと言われているが、そういうことを言われるのが嫌で必死で戦った」と笑顔で話した。

それでつけられた異名が「カン(ど根性)ボラ」だ。ずぶとい根性がみなぎることからつけられた。毎日代表チームの団体練習だけでなく、選手村入村までから個人的に行ってきたジャンプスクワットも週に2、3回を10セットずつ計400回近くしている。お陰で、休まずに足蹴りをしてもなかなか疲れることを知らない。夜間には、イ・デフンと実戦スパリングをしながらもっと強くて身長の高い選手と戦う方法を身に着けている。1日の練習時間だけで一般会社員の平均労働時間(8時間)に達する。「今日一日も実力が伸びる感じがする。男子選手くらい強くなりたい」と話した。

キム監督の言葉通り、カン・ボラの目標もアジア大会金メダルだ。初出場だが、顔には緊張感は全く見えなかった。

「試合前に『緊張に負けるな。緊張したら体が言うことを聞かないよ』と自分に言い聞かせるんです。そういうことを何度も繰り返しているうちに緊張しなくなったんです。今回も死に物狂いで戦いたいです」(笑)


金培中 wanted@donga.com