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「出塁マシーン」秋信守が「左打者キラー」も超えた、球宴で韓国人打者初安打

「出塁マシーン」秋信守が「左打者キラー」も超えた、球宴で韓国人打者初安打

Posted July. 19, 2018 08:16,   

Updated July. 19, 2018 08:16

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テキサス・レンジャーズの秋信頼(チュ・シンス=36)の出塁本能は初のオールスター戦でも輝きを放った。

秋信守は18日、ワシントンにあるナショナルズ・パークで行われたメジャーリーグ・オールスター戦にアメリカンリーグ(AL)オールスターとして出場し、2打数1安打で1得点を記録した。51試合連続出塁で前期を終えた好調ぶりを改めて見せつけた。

8回表の始まりとともにネルソン・クルーズ(シアトル・マリナーズ)に代わって打席に立った秋信守は、ジョシュ・ヘイダー(ミルウォーキー・ブルワーズ)を相手に2―2のカウントで時速156キロ(97マイル)の速球を流し打ちして左前に運び、攻撃に突破口を開いた。秋信守との最初の勝負から動じた

左腕投手のヘイダーはスリークォーターの投球フォームで150キロ台の剛速球を投げる手強い投手だ。前期に31試合に出場し48回を投げ、89三振を奪った「奪三振マシーン」だ。4月30日には2回3分の2を投げ、8アウト8すべて三振で奪う怪力を披露した。とくに左打者を相手に、今季の53打数で34の三振を奪う間、3安打だけを与えるほど強かった。しかし左打席に立った「出塁マシーン」秋信守を止めることはできなかった。

ALオールスターは5-5で並んだ10回表にアレックス・ブレグマン(ヒューストン・アストロズ)とジョージ・スピリンガー(ヒューストン)の二者連続ホームランでナショナルリーグ(NL)オールスターに8-6で勝利を収め、オールスター戦6連勝を果たした。9回裏に同点を与えていなかったら、決勝得点を記録するところだった秋信守も同僚たちとハイタッチをしながら勝利を祝った。秋信守は、「毎回最高の投手と打者が対決する。彼らと会話しながら学ぶのは良い経験だった」と感想を語った。

韓国人では3人目のメジャーリーグ・オールスターになった秋信守は、オールスター戦で振るわなかった先輩たちとは違った。韓国人初のメジャーリーグ・オールスター、朴賛浩(パク・チャンホ=ロサンゼルス・ロジャース)は2001年にNLオールスターとして出場し敗戦投手になった。当時最初に相手した打者「鉄の男」カル・リプケン・ジュニア(ボルチモア・オリオールズ)に浴びた本塁打が決勝点になった。その後、鈴木一朗(イチロー=シアトル)との韓日対決では二塁前ゴロに打ち取り、メンツを保った。

2001年のアリゾナ・ダイヤモンドバックスのワールドシリーズ優勝に貢献し、2002年の前期だけで22セーブを挙げた「最高の抑え」金炳賢(キム・ビョンヒョン)もオールスター舞台でメンツを潰した。当時、NLオールスターが5-3でリードした7回の2死1塁の場面でマウンドに登った金炳賢は3者連続で安打を浴びて5-6の逆転を許した。試合が引き分けで終わり敗戦投手は免れた。2005年はオールスター戦前に行われる本塁打ダービーで韓国代表として出場した崔煕渉(チェ・ヒソブ=ロサンゼルス・ドジャース)は5位(5本)となり、4位まで与えられる2ラウンド進出権を逃した。

一方、この日のオールスター戦には両チームを通じて10本(両チームで5本ずつ)の本塁打が生まれ、オールスター戦史上最多を記録した。以前の記録は1951年、1954年、1971の球宴で生まれた6本だ。最優秀選手(MVP)には10回表に6-5に勝ち越す決勝本塁打を放ったブレグマンが選ばれた。


金培中 wanted@donga.com