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申台龍監督「なんとしてでもスウェーデンを破るためにもがいている」

申台龍監督「なんとしてでもスウェーデンを破るためにもがいている」

Posted June. 13, 2018 08:27,   

Updated June. 13, 2018 08:27

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「ロシア・ワールドカップ(W杯)のF組で私たちは最弱だ。しかし、なんとしてでも初戦相手のスウェーデンを破るためにもがいている。相手に押されても結果(勝利)を出せる方法を模索している」

サッカー韓国代表の申台龍(シン・テヨン)監督(48)はテストマッチと海外合宿は、W杯本大会に向けてチーム作りをしていく道中で、すべてはW杯グループリーグ初戦のスウェーデン戦(18日午後9時)に狙いを定めていると強調した。申監督は12日、オーストリアのレオガンでオーストリアでの事前合宿を締めくくる記者会見を行った。数々の批判がある中でも、申監督は「事前キャンプの成果に満足しており、90点ほどは与えられそうだ」と話した。

韓国代表チームは、この日行われたセネガルとの非公開の親善試合で0-2で敗れた。W杯開幕を控えた韓国代表チームの最後のテストマッチだった。これでの代表チームはオーストリアで行われた2度のテストマッチ(ボリビア、セネガル)で1分け1敗と結果は振るわなかった。

W杯グループステージでH組に入っているセネガルは、サディオ・マネ(リバプール)ら精鋭メンバーで臨んだ。韓国は相手のFK場面で、オウンゴール(金信旭)とPKでゴールを献上した。申監督は、「個人技の優れたセネガル選手を1対1でマークするのに苦しんだ部分もあった。しかしセネガルのサイド突破を防ぐ過程がスウェーデン戦を準備している守備陣にはプラスになったと思う」と話した。

2試合連続で無得点に終わった攻撃力は、ロシアのベースキャンプ地があるサンクトペテルブルクに入ってから補完する方針だ。この日、主力FW黄喜燦(ファン・ヒチャン=ザルツブルク)は太股筋肉痛で欠場した。申監督は、「ロシアでもスウェーデン戦に備える時間がある。得点ルートをうまく作れば、良い結果につながるだろう」と話した。

これまで韓国代表は戦術の露出を嫌って、テストマッチに「偽装先発」を起用したり、セットプレーを積極的に確かめず、批判を浴びている。申監督は、セネガル戦でもセットプレー戦術を全部は使わなかった。申監督は、「非公開のテストマッチだが、試合内容が漏れる可能性があるので、基本的なセットプレーだけを確かめた」と話した。その上で「セットプレーは継続して練習している。長身DFが多いスウェーデンを相手に、どんなセットプレーを使うべきか検討を続けている」とも話した。「テストマッチを実験で無駄遣いした」と指摘する意見に対しては、「W杯グループリーグ3試合に備えて、対戦国に合わせた選手起用や選手別の出場時間、交代タイミングなどを確認した。実験ではなく、チーム作りをしていく道中だ」と反論した。

セネガル戦でサイドDF李鎔(イ・ヨン=全北)はケガで前半37分に交代された。李鎔は、相手選手の肘に当たって額が割れ、7センチを縫った。李鎔は、豊富な運動量と鋭いクロスが持ち味だ。申監督は、「李鎔のW杯出場には問題ない。長ければ4日、短ければ2、3日ほど無理しなければ治療と運動を並行すれば良い」と話した。

申監督と選手たちは、この日の夜、サンクトペテルブルク入りし、スウェーデン戦に向けて本格的な準備に取り組む。申監督は、「スウェーデン戦の映像を10試合ほど見ながら、スウェーデンの攻撃パターンなどを頭に叩き込んだ。彼らが得意とするプレーを出来なくする」と話した。スウェーデンのエースはクリエイティブなパス能力を備えているMFエミル・フィルスベリ(RBライプツィヒ)だ。彼はサイドと中央を行き来しながらプレーメーカー務める。申監督は、「90分の試合でフォルスベリがサイドにいるのは10分もない。残り80分は中央でプレーするだけに効率的な守備が行われるようにしたい」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com