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女子ゴルフ看板の申智愛、写真作家の父への贈り物で美術館を開館

女子ゴルフ看板の申智愛、写真作家の父への贈り物で美術館を開館

Posted May. 15, 2018 08:47,   

Updated May. 15, 2018 08:47

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韓国女子ゴルフの看板、申智愛(シン・ジエ=30)が最近新しい肩書きを得た。美術館長だ。

申智愛は昨年末、光州市東区壮洞路(クァンジュシ・トング・チャンドンロ)にある83㎡(25坪)の韓国伝統家屋を買い入れ、3つの展示空間を備えたギャラリーに改修し、18日に開館式を行う。「写真作家として活躍している父に特別な贈り物をしたかったんです」。

「ヘユム」というギャラリー名は申智愛が決めた。「考えという意味の純粋なハングル言葉なんです。作家と観客が作品を通じて互いに考えを交流する空間になればという思いを込めました」。

申智愛が中学生時代に交通事故で母を亡くした試練を克服しフィールドのクィーンになった話は広く知られている。当時、父のシン・ジェソプさん(59)は、保険金とお香典などを集めて娘のゴルフ選手生活を支えた。申智愛は2010年に世界ランキング1位になった後、「これで父も夢をかねえてもらいたい」と言い、独り立ちを宣言した。1980年代に全南(チョンナム)大学獣医学科の学生だったときから写真にはなったジェソプさんは、学生運動で除籍されたが、2011年に再入学して無事卒業することができた。今年、光州大学で修士課程(写真専攻)まで終えたジェソプさんは、ドキュメンタリー写真作家として、国内で5回個展を開いた。

今シーズンの日本女子ツアーでメジャー1勝を挙げ、賞金ランキング4位に入っている申智愛は、「運動をする前は画家になりたかった。ゴルフと芸術は努力と創意性が求められ、それを発揮できる舞台がなければならない。父と私の夢が一緒に叶った。芸術家たちに小さな力を貸したい」と話した。


金鍾錫 kjs0123@donga.com