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「大谷を見よう」エンゼルス本拠地周辺で異例の混雑

「大谷を見よう」エンゼルス本拠地周辺で異例の混雑

Posted April. 10, 2018 08:19,   

Updated April. 10, 2018 08:19

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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平の「漫画から飛び出した男」のような活躍が連日メジャーリーグを盛り上げている。

9日、エンゼルススタジアムでホームデビューを果たした大谷が7回まで無失点に抑えてマウンドを降りると、4万4742人のホーム観客が起立拍手を送った。この日、エンゼルススタジアムには開幕戦より多い観客が詰め掛けた。20年前に球場をリニューアルして以来、デーゲームでは最多観客だった。

試合開始3時間前の午前10時からスタジアム周辺は、前例のない車の行列ができた。選手たちは異例の混雑の原因を提供した大谷を嫉妬ではなく、羨ましい目で見つめた。エンゼルスの捕手マーティン・マルドナードは、「似合わない場面がない。打席では打者みたいだし、マウンドでは投手みたいだ。こんな選手は見たことがない」と話した。

メジャーリーグで「二刀流(投打兼業)センセーション」を巻き起こした大谷パワーは、この日の機球場でも良く現れた。大谷の日本語名や「It's Sho Time!」と書かれたプラカードを手に持ったファンが少なくなかった。「It's Show Time!」という文言を大谷翔平(Otani Shohei)の名前に引っ掛けた表現だ。

メジャーリーグの公式サイト「MLB.com」は、「野球で1世紀にわたって起こらなかったことを見れることに感謝しよう。これは、より多くの二刀流が誕生する契機になるだろう」とし、大谷を持ち上げた。ESPNは、大谷の1週間を「1938年にジョニー・バンダミアが打ち立てた5日連続のノーヒットゲームや、1993年のケン・グリフィー・ジュニア、ドン・マッティングリー、デール・ロングの8試合連続本塁打以上のインパクト」だとコメントした。米国のスポーツ専門ブログ「デッドスピン・ドットコム」は、「大谷が地球人でないことが明らかになった」とも書いた。

大谷の活躍に日本も熱狂している。日本の公共放送NHKは、日本時間で午前5時だった大谷の先発登板試合を生中継した。日本の日刊スポーツは、1930年の米国の伝説的な選手、ベーブ・ルースが投手として1勝を、打者として3試合連続本塁打を記録したが、大谷が2勝と3試合連続本塁打を放てば、これを超えるというコメントするなど、大谷が2勝目を挙げたことを「衝撃的な勝利」と表現した。


任寶美 bom@donga.com