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MLBがサッカー本家を攻略、今年6月にロンドンで2試合を開催へ

MLBがサッカー本家を攻略、今年6月にロンドンで2試合を開催へ

Posted March. 21, 2018 09:02,   

Updated March. 21, 2018 09:02

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世界化に挑戦する野球がサッカーの牙城、欧州の扉をたたく。

米国のメジャーリーグ(MLB)がサッカー本家の英国ロンドンでレギュラーシーズンのリーグ戦を推進する。AP通信やブルムバーグ通信などによると、MLBは来年6月29日と30日(現地時間)、ロンドンのオリンピックスタジアムでボストン・レッドソックスとニューヨーク・ヤンキースのリーグ戦2試合を行う方向で推進している。実現すれば、欧州で初のMLB試合が行われる。MLB側は、2ヵ月内に公式発表できるよう推進しているという。

具体的なプランも示された。競技場は、昨シーズンからプレミアリーグのウェストハムが本拠地で使っているオリンピックスタジアム(写真)が取り沙汰されている。400メートルトラックが設置されているオリンピックスタジアムは、ロンドンの他の競技場より広い。ホームプレートから中央フェンスまで120メートルを超える距離を再現するのに全く問題がないという。

対戦相手には最高の人気カードを切り出した。同じアメリカンリーグ東地区に所属するボストンとヤンキースはリーグを代表する名門球団で最高のライバル。ロンドン試合はボストンのホーム戦として行われる見通しだ。ヤンキースの一塁手グレッグ・バードも「興味深い旅行になりそうだ」と期待を示した。ヤンキースとボストンの選手たちはMLB労使団体協約の国際競技イベント関連規定に従い、6万ドル(約6241万ウォン)を受け取ってロンドンで試合を行うことになる。

MLBが今回のようなイベントを推進するのは、野球の世界会のためだ。1992年のバルセロナ大会から2008年の北京大会までオリンピック種目だった野球は、一部地域に人気やインフラが偏っていることを理由に、2012年のロンドン大会から除外された。実際、野球の世界化を狙って開催された2017のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)には欧州ではイスラエル、イタリア、オランダくらいが本大会に出場した。日本の強い意志で2020年の東京オリンピックでは野球が正式種目として復帰する状況を受け、雰囲気を盛り上げるという目標を打ち立てた。

MLBは1999年にメキシコのモンテレイでコロラド・ロッキーズとサンディエゴ・パドレスのシーズン開幕戦を行うなどメキシコ、日本、プエルトリコ、豪州などで試合を行ってきた。今年も4月にプエルトリコのサンフアンでクリーブランド・インディアンスとミネソタ・ツインズが2連戦を、5月にはメキシコのモンテレイでロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴが3連戦を行う予定だ。


姜泓求 windup@donga.com