Go to contents

ソリを使って体当たりしスティックで漕ぐ、障がい者アイスホッケーの魅力

ソリを使って体当たりしスティックで漕ぐ、障がい者アイスホッケーの魅力

Posted March. 10, 2018 07:48,   

Updated March. 10, 2018 08:16

한국어

障がい者アイスホッケーではソリとスティックの使い方が観戦ポイントとなる。この二つの装備ををどう使うのかが分かれば、観戦がもっと楽しくなる。

ソリは、選手たちの体を支える「バスケット」とスケートの刃で構成されている。選手たちは上半身はもちろんのこと、このソリを使ってチャージングをする。相手のソリに突進して相手選手の重心を崩すだ。パックを操る時は、ソリの下のスペースを使う。「リンクのリオネル・メッシ」と呼ばれる韓国のチョン・スンファン(32)は、ソリの下を使ってパックをドリブルしながら疾走する能力に長けている。

スティックはパックを打つ以外にソリを漕ぐのにも使われる。スティックの上はパックを打つためのブレードが付いていて、下は氷に突きたててソリを漕ぐためのアイスピックがついている。このピックをどれだけ力強く突き立てるかによって選手の動きの速さが決まる。

選手は両手の一つずつのスティックを握って試合に臨む。健常者の競技では見られない両手を使ったドリブルも見られる。

大韓障がい人アイスホッケー協会のチョン・ヨンジュン事務局長は、「障がい者アイスホッケーは、一度試合を終えると、健常者の選手たちが試合をした後と比べて遥かに体重が減っている。障がい者スポーツの中でも過激で迫力溢れる試合だ」と説明した。


金在亨 monami@donga.com