Go to contents

再度団結した「チームキム」…平昌五輪その後

再度団結した「チームキム」…平昌五輪その後

Posted March. 03, 2018 09:40,   

Updated March. 03, 2018 09:40

한국어

「風邪を引いてマスクをつけて外出したら、誰かが近づいてきて『キム・ヨンミ選手ではないですか』と聞いてきたのでびっくりしました。眉毛の形を見て知ったと言いましたね。私の眉毛がそんなに珍しいんですか」(キム・ヨンミ)

「両親や叔母と一緒に牛肉を食べに行ったが、外国人の従業員さんから声をかけられました。銭湯に行ってメガネを外していたのに、とある方がしばらく見つめてから『キム・ソニョンさんでしょう』とすごく喜びました」(キム・ソニョン)

平昌(ピョンチャン)冬季五輪で最高の人気スターに浮上した女子カーリング代表チームの選手たちは、自分たちの爆発的な人気がまだ不思議なようだった。平昌オリンピックで貴重な銀メダルを獲得した「チームキム」(女性カーリング代表チーム)は2日、慶尚北道慶山(キョンサンブクド・キョンサン)にある慶北(キョンブク)体育高校で行われたメディアデーで、自分たちに向けられた冷めないカーリングブームを紹介した。選手たちはまるで有名芸能人にでもなったように、行く先々でサイン攻めを受けるほど、人気を実感している。

代表チームは、頑丈なチームワークと試合中のユニークな用語の使用などで人気を集めた。特にスキップ(主張)のキム・ウンジョンがスイープを指示したときに、「ヨンミ!」と、キム・ヨンミの名前を叫んだことが大会最高の流行語になった。キム・ウンジョンは「良いショットを作らなければ、という切迫した気持ちで、ヨンミの名前をより熱心に叫んだようだ」と話した。これに対して、キム・ヨンミは、「『本当に大変なのにさらに(氷を)磨かなければならないのか』という気がした」と笑った。

ニンニクで有名な義城(ウィソン)出身なので、代表チームの選手たちは、「ガーリックガールズ」という愛称がついたりもした。実際にニンニクをたくさん食べるのかという質問に、キム・ギョンエは、「うちのチームは食べることが大好きである。ニンニクだけでなく、体に良い食べ物、ニンニクと一緒に食べる肉、野菜もよく食べる」と話した。

欲しい異名についてキム・ソニョン選手は、「ニンニクの女の子よりは、映画『アベンジャーズ』から取った『カールベンジャーズ』という名前のほうがいい。監督はアイアンマン、ウンジョンはホークアイ、ヨンミはキャプテンコリア、私はスパイダーマン、キョンエはソー、チョヒはハルクをすることにした」と紹介した。

代表チームはオリンピック後、広告やインタビュー渉外などに関する電話だけでも150通以上を受けた。また、プロ野球三星(サムスン)のファンである彼女たちは、始球者としての招待も受けた。キム・ミンジョン監督は、「広告は社会的に公益性のある広告を撮りたい」と話した。キム・ウンジョンは、「始球は本当に夢のようなことだ。私たちはチームとして注目を受けたので、それぞれのポジションを活かして始球をやればどうだろうかと思う」と語った。

代表チームの人気の中で、最近、一部の市道でカーリングチームを立ち上げる動きがある。代表チームの選手たちは、カーリングの人気が「つかの間の人気」に終わらないことを願う気持ちも明らかにした。キム・ウンジョンは、「カーリングの普及で選手が増え、チームも多くなったら良いだろう」と話した。キム監督も「多くのチームができると同時に、国内で世界的なチームが参加するツアー大会が開かれればと思う」と話した。これまで代表チームは、国際競争力強化のために、1年に12個の海外ツアー大会に出場してきた。キム監督は、「国内ツアーを通じて競争相手である多くのチームが一緒に成長して欲しい。それでこそ私たちも緊張できる」と話した。

代表チームは17日からカナダで開かれる2018世界女子カーリング選手権に出場する。キム・ソニョンは、「成績の負担はあるが乗り越えたい。試合だけに集中して良い結果で大会を終えたい」と語った。


鄭允喆 trigger@donga.com