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ボブスレー韓国代表、ソリはラトビア製品に

ボブスレー韓国代表、ソリはラトビア製品に

Posted January. 23, 2018 09:05,   

Updated January. 23, 2018 09:09

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現代(ヒョンデ)自動車が製作したソリとラトビア製のソリ「BTS」を天平にかけていた大韓ボブスレー競技連盟が22日、BTCに決定した。曲がった区間が多い平昌(ピョンチャン)スライディングセンターにはコーナリングがよりし易く、BTCが適しているという判断からだ。

ボブスレー韓国代表チームは両ソリの記録が似たような状況で、最後まで悩み続けた。現代自動車は2014年9月、代表ソリ製作支援協約を結び、ソリの独自政策に取り組み、2015年10月に韓国代表チームに伝えた。翌年1月、現代自動車のソリでテスト走行を終えた代表チームは、BTCを乗ったときの走行記録とを比較したが、その差は1、2を越えなかった。

最終決定には、今年1月初めから平昌でトラック適応練習を実施してきた選手たちの意見を反映されたという。特に平昌トラックでソリ種目の勝負どころになる「魔の9~10番」区間での活用度と選手が感じる心理的な安定感が決定的な基準となった。

ボブスレーのソリは、大きくボディーとシャーシー、ランナーに区分される。ここでボディーの先端をカウリングと呼ぶのだが、BTCは、この部分が現代自動車製より若干高めだという。その結果、現代自製と比べてボディーが高く、幅は狭いBTCがコーナリングに有利だった。一方で、現代自製は直線区間ではBTCを超える記録が出た。

ボブスレー・スケレトン代表のイ・ヨン総監督は、「1月から平昌スライディングセンターでBTCと現代自のソリを比較分析した結果、魔のコースと呼ばれる9番区間でBTCを乗ったとき、選手たちのミスがより少なかった」と説明した。このコースは、壁が高く、コーナーが短いため、昨年2月の平昌テストイベントのとき、転覆事故が続出した経緯がある。直線区間で強みを見せる現代自製より五輪で勝敗を分ける9番コースで選手たちが安定した記録を出すのにBTCがより適合しているという。

イ総監督は、「10番を走行すれば現代自製では5回壁にぶつかったが、BTCは2度だった」と言い、「10番だけでなく曲がった区間が多い平昌トラックの特性上、選手たちからコーナーリングがよりやり易いと感じるBTCを五輪ソリに選択するようになった」と説明した。

選手たちが一定の走行記録を出すのかも主要判断材料だった。五輪では4回走行することになり、4回全てで似たような記録が出てこそ安定した結果が得られる。その面でBTCは現代自より一定した記録を示したという。

連盟の関係者によると、「これまでウォン・ユンジョン(パイロット)、ソヨンウ(ブレークマン)をはじめ代表選手たちは国際大会でBTCを使ってきた」と言い、「このため、使い慣れているBTCに乗ったとき平昌トラックで安定した走行記録が出たようだ」と話した。

今回の決定で現代自動車の支援が続くのかに注目が集まる。現代自動車は、ソリだけでなく代表チームの外国人コーチの経費などを支援している。連盟の関係者は、「五輪以降も韓国ソリが引き続き発展するためには現代自動車の支援が切実だ」と放した。



金在亨 monami@donga.com