文化体育観光部（文体部）が北朝鮮の平昌（ピョンチャン）冬季五輪参加に関連し、南北統一チームの結成は女子アイスホッケーの限定して推進していることが分かった。
文体部の関係者は１５日、「フィギュアスケートとボブスレーは南北統一チームを検討したり推進したことはない」と明らかにした。その上で、「一部ではフィギュアスケート団体戦に南北統一チームを結成する方向で進めていると噂されたり、ボブスレーまで取り沙汰されているが、両種目の南北統一チームの結成は検討したこともないし、今後推進する予定もない」と話した。平昌五輪で南北統一チームの結成は、女子アイスホッケーに限定されるという。
これに関連し、崔文淳（チェ・ムンスン）江原道（カンウォンド）知事は昨年１２月１８日、中国昆明で第３回アリスポーツ杯国際ユースサッカー大会を控えて、北朝鮮の４・２５体育委員会体育院長（次官級）のムン・ウン実務総団長らと会談し、「フィギュアスケート統一チーム」を提案した。しかし、フィギュア団体戦で南北統一チームが結成される場合、ペアのキム・ギュウン、カム・ガンチャン組が北朝鮮のリョン・デオク、キム・ジュシク組に出場を譲歩しなければならない不利益が発生する問題が提起された。ボブスレーも、南北の選手が男子４人乗りで合同練習を行う方向で推進する話も持ち上がった。
文体部は２０日、スイス・ローザンヌで国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）主催で開かれる南北体育会談で、女子アイスホッケーの南北統一チーム結成で、出場エントリーを増やすなど、韓国選手に被害が出ないように配慮するという立場だ。
梁鍾久 yjongk@donga.com
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