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0.01秒の感覚を体に刻み込む、鎮川選手村の3つの代表チーム

0.01秒の感覚を体に刻み込む、鎮川選手村の3つの代表チーム

Posted January. 10, 2018 10:49,   

Updated January. 10, 2018 10:49

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忠清北道(チュンチョンブクト)の鎮川(チンチョン)選手村には夢の舞台を控えている3つの代表チームが同居している。30日後に迫った平昌(ピョンチャン)冬季五輪に出場するショートトラック、アイスホッケー、カーリングの韓国代表チームだ。8日、男子アイスホッケー代表チームが招集され、選手村のスケートリンクで3つの代表チームが一緒になって汗を流している。3階にはアイスホッケー場、1階はカーリングとショートトラック場がそれぞれ設けられている。練習は別々に行っているが、平昌五輪で悔いを残すまいとする決意には変わりない。

●0.01秒を体に刻み込む、ショートトラック代表

「10秒5、体を低くして。10秒4、右足を蹴って」

周回数が増えるにつれ、ショートトラック代表チームコーチのチョ・ジェボム氏の声も上がって行った。1列に並んで走る女子代表チームは、20周を滑った後も乱れることがない。8日の午後、鎮川選手村1階のリンクではショートトラック代表チームが氷上練習に励んでいた。

リンクの真ん中に立ったコーチたちが、選手たちにラップタイムを呼んであげるのは滑走速度を体に覚えさせるためだ。滑走の終盤にチョ氏は0.01秒単位までタイムを読み始めた。男子代表は9秒台、女子代表は10秒台のテンポを維持した。滑走が終わるまで、選手たちは安全フェンス周辺に設置されえたモニターで戦力分析コーチが撮影した映像を確かめた。

ショートトラック世界最強チームの1日は朝5時30分のワームアップから始まる。午前6時、鎮川選手村の全選手団体操より早く始まる。午前中に2時間、午後に2時間ずつ行う氷上練習で、選手たちは多いときは300周回近くを1周111.12メートルのトラックを滑走する。午後に2時間行う陸上練習では、各種サイクルと滑走姿勢を鍛えるトレーニングなどを行う。

●ソチ金メダリストが特別指導、カーリング代表

0.01秒単位のリズムを体で覚えなければならないのはカーリング代表も同じだ。1階のカーリング競技場で練習に励んでいる選手たちは、それぞれストップウォッチを一つずつ腰につけて練習に打ち込んでいた。代表チームの関係者は、「ハック(hack=ストーンを投げるときに使う蹴り台)をスタートしてストーンを手放すまでの時間や区間別のストーンの滑走時間などを計って、氷面の状態を確かめる」と説明した。試合中にもストップウォッチを使うことができる。

史上初の五輪メダルに挑戦するカーリング代表は、今月は五輪大会直前まで2回にわたって、2014年ソチ大会金メダリストのライアン・フライ氏(40=カナダ)を招へいし、集中教育を受ける。慶北(キョンブク)カーリングトレーニングセンターのキム・ギョンドゥ・センター長が交渉して来韓したフライ氏は、現在の点数差やエンドなど試合での様々な場面を想定し、それぞれの状況で対応する方法を指導している。世界最強のカナダと初戦で対戦する女子代表にとっては貴重な情報も教えてもらっている。フライ氏は、「韓国チームの実力は世界的なレベルだと思う。ただ経験が不足し、五輪という大舞台で感じやすい重圧感に耐えることが重要になってくるだろう」と話した。

●最終メンバーの選考を控えたホッケー代表

男子アイスホッケー代表チームは、最終メンバーを選ぶ作業が行われている。ペク・ジソン代表監督は、18日まで各種体力、氷上練習や内部の評価試合などを通じて招集された37選手のうち、平昌五輪に出場する最終メンバー25人を決める予定だ。選手全員が0.01秒でも速く攻撃と守備に関わる「蜂の群れホッケー」を強調しているだけに体力が選出の主要基準になるだろうと見られている。来月からは仁川(インチョン)ソンハクスケートリンクで合宿を行い、カザフスタン、スロベニア、ロシアなどと強化試合を行う。米国のミネソタで合宿している女子代表も19日から鎮川選手村で練習に突入する。



姜泓求 windup@donga.com