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ロシア出身バイアスロン帰化選手チモフェイ・ラプシン、「平昌五輪は自分の日にしたい」

ロシア出身バイアスロン帰化選手チモフェイ・ラプシン、「平昌五輪は自分の日にしたい」

Posted December. 06, 2017 09:49,   

Updated December. 06, 2017 11:08

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「私はスポーツマン、バイアスロン選手です。見えますか?」(笑)

ロシア出身で帰化したバイアスロンのチモフェイ・ラプシン選手(29)はたどたどしい韓国語で自己紹介をした。今年2月に韓国国籍を取得してから片手間に韓国語学習をしてきた。だが、まだ不自然な発音が恥ずかしいと思ったのか、少し話しては照れるように笑った。しかし、韓国の食べ物を挙げてもらったら、「プルゴギ、サムビョプサル、ポサムが好き」と言っては、「とくに辛い料理が好き」と話した。

4日、今季の初メジャー戦で好調なスタートを切ったラプシンが、スウェーデンのエステルスンドからテレビ電話でかけてきた言葉だ。ラプシンは前日、エステルスンドで行われた国際バイアスロン連盟(IBU)の2017~2018ワールドカップ(W杯)男子スプリント(10キロ)で23分17秒5で13位(全108選手)をした。これは、歴代韓国男子選手が出した最高成績だ。今年5月の膝の負傷以降、リハビリに集中してきたラプシンが、本格的にレースをしたのは今回が初めて。

ラプシンは、「まだ体が完全に回復してはいない」と言い、むしろ悔しい気持ちを示したうえで、「自分の国で開かれる平昌(ピョンチャン)冬季五輪では頂上に立って、ラプシンの日にしたい」と意気込みを語った。

ラプシンは、平昌五輪のバイアスロンで韓国に史上初のメダルをもたらすと期待される選手だ。ロシアのクラスノヤルスク出身で2008年から昨年までロシア代表として活躍し、W杯通算6度優勝した実力者だが、当時地元の派閥問題などを理由に韓国への帰化を選択した。

ラプシンは、「(派閥問題で)怒りを感じたが、今はもっと良いチーム(韓国)で良い仲間や指導者とプレーできて幸せだ」と話した。また「ここ((西ヨーロッパ)の寒さはシベリアほど厳しくない)と余裕を見せては、「大体午前9時から午後6時半まで、射撃、食事、ストレッチ、スキー練習、食事、マッサージの連続だ」と日常を説明した。



金在亨 monami@donga.com