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今季5点目の孫興民、「ブラジルの涙を笑顔に変える」とW杯への気迫

今季5点目の孫興民、「ブラジルの涙を笑顔に変える」とW杯への気迫

Posted December. 04, 2017 09:26,   

Updated December. 04, 2017 09:36

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2014年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会。トッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン(25)はH組のグループリーグ第3戦でベルギーに負けて決勝トーナメント進出に失敗した後、熱い涙を流した。洪明甫(ホ・ミョンボ)監督の懐でも肩を震わせながら泣いた。第2戦でアルジェリアを相手にゴールを決めながらも2-4で負けたときも、ピッチに跪いてすすり泣いた。
20代序盤のチーム内最年少から韓国代表チームのエースに成長した孫興民は2日、ロシアのモスクワで行われたW杯の組み合わせが決まった後、「私は、今もブラジルの涙を覚えている。どのチームも我々より強く、手ごわい相手だが、ボールは丸い。足りないところを承知の上で準備すれば、ブラジルの涙を笑顔に変えられると思う」と意気込みを語った。ブラジルW杯でW杯デビューを果たした孫興民は、当時グループリーグ3試合全てに先発出場し大活躍した。
海外メディアは、F組の4カ国(韓国、ドイツ、メキシコ、スウェーデン)のうち韓国が最弱体だと評価しながらも、最も注目すべき選手には孫興民を挙げた。ドイツ紙ビルトは、「W杯優勝国のドイツと対戦することになって嬉しい」という孫興民のコメントを紹介した上で、「ブンデスリーガで活躍し、イングランド・プレミアリーグに移籍した韓国サッカーのスター」だと書いた。ゴールドットコムのドイツ版は、「孫興民はプレミアリーグに進出した後、世界的なクラスに成長した選手」だと伝えた。メキシコ紙エル・ウニベルサルは、「韓国は孫興民が率いる速くてダイナミックな試合展開が目立つ」と分析した。
孫興民は3日、敵地で行われたワトフォードとのプレミアリーグ(EPL)戦で、0-1で先制された前半25分、同点ゴールを決め、存在感を示した。試合は1-1のドロー。先月22日、ドルトムントとの欧州チャンピオンズリーグ(CL)で逆転決勝ゴールを決めて以来、11日ぶりに出た今季5号目でリーグ戦3点目だ。
一方、組み合わせ抽選会に参加し3日に帰国した申台龍(シン・テヨン)代表監督は、「最上の組でも最悪の組でもない。世界一のドイツは手強い相手だが、スウェーデンとメキシコはうまく準備すれば勝ち目はあると思う。スウェーデンとの第1戦を我々のプラン通りに運べれば、決勝トーナメント進出も可能だと考えている」と話した。申監督は、東アジアサッカー連盟のE-1選手権(8日~16日)出場を控えて、蔚山(ウルサン)で合宿を実施している代表チームに合流した。


イ・スンゴン記者 why@donga.com