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「無実の」ロシア選手の平昌五輪参加を支持、国際アイスホッケー連盟が異例の声明

「無実の」ロシア選手の平昌五輪参加を支持、国際アイスホッケー連盟が異例の声明

Posted November. 30, 2017 09:26,   

Updated November. 30, 2017 09:33

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ロシアの国ぐるみのドーピングが認定され波紋が広がっている中、国際アイスホッケー(IIHF)がウィンタースポーツの国際団体では初めてロシア選手の平昌(ピョンチャン)五輪参加に支持を宣言した。IIHFの支持宣言が来月5日に予定されている国際オリンピック委員会(IOC)の理事会にどんな影響を及ぼすか注目が集まる。

ルネ・ファゼルIIHF会長は29日、スイスのチューリッヒで行った記者会見で、「IOCに我々の意見を明確に示したい。ロシアの平昌五輪への全面的な出場禁止はドーピングに関わっていないロシア選手に対しては不公平な処分になる可能性がある」と話した。薬物と関連のない「無実の」選手たちの平昌五輪参加を許可するべきだという趣旨だ。

ロシアのドーピング問題を調査しているIOCは、前日まで2014年のソチ五輪に出場したロシア選手19人のドーピング違反を確認し、今後の五輪からの永久追放処分を科した。ロシアがソチ大会で獲得した33個のメダルのうち11個を剥奪した。IOCは来月5日、スイス・ローザンヌで開かれる理事会でロシアの平昌五輪参加の可否を最終的に判断する予定だ。

世界のアイスホッケー界はロシアに対するIOCの処分を、アイスホッケーの危機と受け止めている。世界のトッププレーヤーが活躍する北米アイスホッケーリーグ(NHL)は、いち早く平昌大会不参加を宣言した。NHL選手たちは、1998年の長野大会以降、ソチ大会まで5大会連続で五輪に参加したが、平昌には参加しない。

これを受けアイスホッケー強国は、世界第二のアイスホッケーリーグであるロシア・アイスホッケーリーグ(KHL)所属選手を中心に選手団を構成する予定だった。世界ランキング2位のロシアはもちろんのこと1位のカナダも26人の代表選手のうち16人がKHL所属だ。ところがKHLは、ロシアの平昌五輪参加が認められなかればKHL選手を平昌に送らないとの立場を示している。冬季五輪の花と言える男子アイスホッケーが、ややもすれば「三流種目」に転落するピンチに置かれている。

IIHFは同日発表した声明で、「IIHFは2016年からロシアアイスホッケー連盟やKHLと厳格なドーピング検査を実施している。KHLや下部リーグで活躍する約400人のロシア選手がドーピング検査で問題がなかった」とし、「各種目の協会が認めた無実の選手は自国を代表して平昌五輪に参加できるようにすべきだ」と主張した。

2016年のリオデジャネイロ夏季五輪のときも、IOCはロシア選手の五輪出場の可否を各国際競技連盟に委ねた。陸上と重量挙げなどはロシア選手の出場を認めなかったが、ほとんどの種目では出場を認めた。ロシアはリオデジャネイロ五輪で金メダル19個、銀メダル17個、銅メダル20個を獲得し総合順位で4位だった。



李憲宰 uni@donga.com