冬季五輪の舞台を一度も踏むことができなかったシンガポールが、来年、平昌(ピョンチャン)冬季五輪の旗を持って開幕式に登場する慶事を迎えるようになった。
国際スケート連盟(ISU)が24日発表した2018平昌オリンピック・ショートトラック種目の国別出場枠の配分で、シンガポールは女性1500メートルで1枠を獲得した。シンガポールは1965年、マレーシアから独立して単一国家として国連に加盟し、憲法改正以来、53年ぶりに冬季五輪に参加することになった。
シンガポールのスポーツ歴史を変えた主人公は、シャイネン・コ(18)。シャイネン・コは、9日開かれたショートトラックワールドカップ第3戦の女子1500メートル予選で一緒にプレーした選手たちがからんで転倒し、幸運の2位となり、準決勝に進んでランキングポイント144点を獲得した。第1~4次大会で計146点を得たシャイネン・コは、かろうじて36人が出場するエントリーに入り、平昌行きの感激を味わった。シャイネン・コは平昌五輪で世界最強の沈錫希(シム・ソクヒ)、チェ・ミンジョンと一緒にレースを繰り広げられるチャンスを得た。
シャイアン・コの後には、韓国女子ショートトラックの「元祖女帝」全利卿(チョン・イギョン)シンガポールショートトラック代表チームコーチ(41)がいた。1994年のリレハンメルと1998年の長野五輪で金メダル4個を総なめした全コーチは、2015年から初心者レベルだったシンガポールショートトラックの競争力を大きく引き上げた。
兪載泳 elegant@donga.com