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北朝鮮のフィギュア・ペア、平昌五輪出場への夢はなるか

北朝鮮のフィギュア・ペア、平昌五輪出場への夢はなるか

Posted September. 27, 2017 07:53,   

Updated September. 27, 2017 08:36

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北朝鮮が27日からドイツのオーベルストドルフで開催される国際スケート連盟(ISU)のフィギュアスケート・ネーベルホルン杯で平昌(ピョンチャン)冬季五輪に自力で出場できる選手が生まれるかに関心が集まっている。

ISUによると、北朝鮮はフィギュアスケート・ペアでリョム・デオク(18)とキム・ジュシク(25)組がネーベルホルン杯に参加する。今大会は3月の世界選手権で五輪出場権を獲得できなかった国の選手たちを対象に、ペア4出場枠、男女シングルスで各6枠、アイスダンス5枠がかかっている。

2015~2016シーズンに国際舞台にデビューしたリョム組は今年2月の札幌冬季アジア大会で銅メダルを獲得し競争力を証明した。ネーベルホルン杯は、すでに五輪出場権を獲得している国の上位ランカーが大挙して欠場するため、北朝鮮ペアが五輪出場権を獲得する可能性がある。リョム組が出場権を獲得すれば、平昌五輪の開閉会式での南北共同入場や南北統一チームの構成にも弾みがつく可能性がある。また、南北共同応援団の構成や韓国と北朝鮮がタグを組んで取り組める様々なイベントにも可能性が開ける。リョム組の関係者は先月、ドイツのスポーツ専門通信社SIDとのインタビューで「韓国と北朝鮮の関係が良くないが、わが国の選手は五輪参加を希望している」と話した。

世界ランキング31位のリョム組のISU公認の最高点は169.65で今大会に参加する16チームの中で5位に当たる。大韓スケート競技連盟の関係者は、「2年前までもリョム組は技術だけに頼り、ルールの理解も乏しいと見られた。だが札幌冬季アジア大会からは芸術的な要素を補完するなど成長ぶりが目立った」と言い、「ミスをせずスケートを滑ることができれば、出場権を獲得する可能性は高い」と話した。韓国はキム・スヨン(16)-キム・ヒョンテ(20)組(最高点140.68)が同種目に出場し、五輪出場権の獲得を目指す。ペアのショートプログラムは28日に行われる。

一方、韓国のイ・ジュンヒョン(21)とミン・ユラ(22)-アレクサンダー・ゲムリン(24)組は、それぞれ男子シングルとアイスダンスで五輪出場権の獲得を目指す。



鄭允喆 trigger@donga.com