ロサンゼルス・ドジャースの前田健太(29)は柳賢振(リュ・ヒョンジン=30)に憧れているのだろうか。
激しい先発ローテ争いをしている柳賢振と日本人投手の前田健太がリーグ後半戦に双子のような活躍をしている。柳賢振が好投した後は前田が活躍し、柳賢振が振るわないと前田も乱れた。
柳賢振は先月31日、敵地で行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で本塁打3本を浴びて4回6失点と不調だった。翌1日のアリゾナ戦に先発登板した前田は、さらに上を行き、3回7失点で崩れた。メジャーリーグデビュー以来最悪の成績だった。
同伴好投もしくは同伴不振を様相を見せているのは一度や二度ではない。7月31日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で柳賢振が7回無失点と好投すると前田は二日後にアトランタ・ブレーブスを相手に7回無失点の投球をした。柳賢振が先月26日のピッツバーグ・パイレーツ戦で6回1失点と好投した翌日には前田もミルウォーキー・ブルワーズを相手に同じく6回1失点を記録した。
後半戦の勝利数は前田が5勝で柳賢振(2勝)の上を行っている。だが防御率は柳賢振(2.77)が前田(3.83)より優れている。
メジャーリーグ最高の勝率を誇るドジャースはクレイトン・カーショー、ダルビッシュ有、アレックス・ウッドの3人をポストシーズンの先発ローテーションに確定している。柳賢振と前田はポストシーズンの先発4番手候補だ。見る人は興味深いかもしれないが、当事者にとっては毎試合がワールドシリーズ第7戦のように思えるだろう。
李憲宰 uni@donga.com