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今季60本ペースのジャンカルロ・スタントン、真の本塁打王になるか

今季60本ペースのジャンカルロ・スタントン、真の本塁打王になるか

Posted August. 22, 2017 09:32,   

Updated August. 22, 2017 09:38

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今季のメジャーリーグを貫く合言葉は「本塁打」だ。21日現在、今季の試合当たりの本塁打数は1.27本で、最多記録(2000年の1.17本)を超えた。こうした状況の中、年内にもう一つの本塁打伝説を生みそうだ。

メジャーリーグの本塁打王争いで首位を走っているジャンカルロ・スタントン(27=マイアミ・マリーンズ)が今季60本に向かって爆走している。スタントンは21日現在、リーグ戦162試合のうち40試合を残している中、45本を放った。試合当たり約0.37本で、リーグ終了までさらに14.8本を放てるペースだ。ちょうど60本に差し掛かる数だが、本塁打量産のペースが続けば60本以上の可能とみられる。

歴代メジャーリーグでシーズン60本以上の本塁打を記録した打者は8人いた。2001年のバリー・ボンズが記録したリーグ最多記録(73本)は60本を遥かに超えている。だが、スタントンの60本達成に注目が集まる理由は、歴代1~6位の記録が出た1990年代後半と2000年代初めは本塁打打者たちが禁止薬物の力を借りた、いわゆる「薬物本塁打時代」と見なされているからだ。この期間を除けば最多記録は1961年のロジャー・マリスの61本だ。

スタントンは2015年にスタットキャスト(打球と投球の情報を記録するメジャーリーグの分析システム)が導入されて以来の最飛距離記録(153.6メートル)を保持している。優れたバットスピードに加え、最近は左脚をホームプレートギリギリまで突っ込むスタンスに変えながら投手を攻略する。2014年に投球が顔に当たってできた負傷への恐怖を克服したという評価を受けている。

スタントンが60本を達成すればナショナルリーグ東地区首位のワシントン・ナショナルズと14ゲーム差の2位で事実上ポストシーズン進出から遠ざかったチームの成績と関係なく、異例的にナ・リーグMVPを受賞する可能性もある、との見方もある。スタントンのライバルは勝率1位のロサンゼルス・ドジャースのコディ・ベリンジャー(22)とナ・リーグ打撃王のジャスティン・ターナー(33)らが挙げられる。



姜泓求 windup@donga.com