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全米プロ選手権、スピースがキャリア・グランドスラムに王手

全米プロ選手権、スピースがキャリア・グランドスラムに王手

Posted August. 09, 2017 10:06,   

Updated August. 09, 2017 10:12

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男子ゴルフの4大メジャー戦の一つで、最も遅く開催される全米プロ選手権は、先の3戦に比べて権威や関心度が低い。いつも同じコースで開催されるマスターズは「名人の熱戦」と称賛され、全米オープンや全英オープンは19世紀に始まり、長い歴史を誇る。

大会の開催時期まで変更した。全米プロ選手権を主催する米国プロゴルフ協会(PGA)は8日開催の大会を2019年からは5月に繰り上げて開催する方向で進めていると明らかにした。日程変更は4年毎に開催される五輪期間と重なるのを避け、アメリカンフットボール(NFL)のシーズン開幕前にPGAツアー・フェデックスカップ・プレーオフを終えるためだと言う。

相対的に不人気だった全米プロ選手権だが、今年は大会開幕前からスポットライトを浴びている。10日、米国ノースカロライナ州シャーロットのクウェイルホロー・クラブ(パー72)で開幕する今大会に、ジョーダン・スピース(24=米国)が史上最年少でのキャリアグランドスラムに挑戦するからだ。

4大メジャータイトルを一つずつ以上、全てを制覇することを指すキャリア・グランドスタムは、ゴルフ歴史を通じてジーン・サラゼン(米)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)、ベン・ホーガン、ジャック・二クラウス、タイガー・ウッズ(以上米国)の5人だけに許された大記録だ。

2015年にマスターズと全米オープンを制覇し、先月の全英オープで優勝を果たしたスピースが全米プロ選手権の優勝トロフィーまで掲げると、ウッズが持っていた最年少のキャリア・グランドスラム(24歳7ヵ月)記録を塗り替えることになる。先月に満24歳になったスピースは「とくに意識はしていない」と言いながらも、「大会を楽しみにしている。もっと集中したい」と意気込んだ。

今大会と同じコースで開かれたPGAツアー大会で2度優勝しているローリー・マキロイ(北アイルランド)も注目されている。

2009年に同大会でウッズを破ってアジア人として初のメジャータイトルを獲得した梁容銀(ヤン・ヨンウン)をはじめ金庚泰(キム・ギョンテ)、カン・ソンフン、ソン・ヨンハン、ワン・ジョンフン、キム・シウら7人の韓国勢も出場する。



金鍾錫 kjs0123@donga.com