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平昌五輪出場を目指すアイスダンスのゲムリン氏、韓国帰化には一抹の躊躇いもなかった

平昌五輪出場を目指すアイスダンスのゲムリン氏、韓国帰化には一抹の躊躇いもなかった

Posted August. 05, 2017 07:17,   

Updated August. 05, 2017 07:41

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平昌五輪出場を目指すアイスダンスのゲムリン氏、韓国帰化には一抹の躊躇いもなかった
「レッドソックス?それともヤンキースのファンですか?」

青い目の韓国人「フィギュアスケート・ダンサー」アレクサンダー・ガメリン(24)はしばらく考え込んだ。女性の生まれ故郷は米国のマサチューセッツ州ボストン。ところが、子供の時に引っ越して、育ったのはニューヨークだ。ボストンを本拠とするメジャーリーグのボストン・レッドソックスとニューヨークを本拠とするニューヨーク・ヤンキースは、「100年のライバル」だ。悩んだ挙句に、「やっぱりより長い時間を過ごしたヤンキースを選ぶべきですね」と話した。そして、一言を付け加えた。「ところで、私は野球はあまり好きじゃないんです」。

野球チームを選ぶのに随分時間がかかったが、韓国国籍を選択することには一抹の躊躇いもなかったという。今月初めに会ったときは「韓国は自分にとっては特別な国なんです。食べ物や風景、文化、人々を含めてすべてが好きです。オリンピックという大舞台で韓国を代表することができて、とっても誇りに思います」と話した。

ゲムリンは、先月末に法務部の特別帰化審査を通過し、韓国国籍を取得した。ミン・ユラ(22)とペアを組んで、フィギュアスケートのアイスダンス代表として来年2月に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪に出場するのを目指している。

米国ではアレクサンダー・ガメリン(Alexander Gamelin)だが、韓国旅券と住民登録証に表記される韓国名は「アレックス・ゲムリン」だ。姓は頭の「Game」を韓国の若者たちが「ゲム」と縮めて読むのを知って「ゲムリン」に決めた。

ゲムリンが韓国代表になったのは偶然とも、必然とも言える出来事だった。子供のときから双子の妹、ダニエルとペアを組んでアイスダンス選手として活動してきた。ところが2015年にダニエルが引退したため、突然相方を失ってしまった。そのころ、ミン・ユラも以前のパートナーと別れて一人残されていた。米国ミシガン州オークランド郡ノバイの同じリンクを使っていた二人は、すぐ意気投合した。

ペア結成から2年しか経たなかったが、ミン・ガメリン組は期待以上のパフォーマンスを披露した。五輪出場権がかかっている今年3月の世界選手権では参加した32チームの中で20位になった。出場権が与えられる上位18位には入れなかったが、来月ドイツで開催されるネベルホントロフィーでも出場権は十分獲得できる。同大会には5枠の出場枠がかかっており、すでに出場権を獲得した国を除いた国だけに出場権が与えられるからだ。

ゲムリンは韓国語のレベルも高い。自身のソーシャルメディア(SNS)にもハングルと英語を併記して投稿している。ゲムリン-ミン・ユラ組は先月のKB金融フィギュアスケート・チャレンジで韓服(ハンボク)をモチーフにした衣装を着て「アリラン」の曲を使って演技を披露した。ゲムリンは、「平昌五輪は韓国で開催される初めての冬季五輪だ。そこで『アリラン』が鳴り響けば、どれだけ美しいだろうかと思って曲を選んだ」と話した。ゲムリンは4日、韓国旅券を持って練習施設がある米国に向かう。



李憲宰 uni@donga.com