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ワールドシリーズ制覇への夢、明暗分かれるダルビッシュと青木宣親

ワールドシリーズ制覇への夢、明暗分かれるダルビッシュと青木宣親

Posted August. 03, 2017 10:31,   

Updated August. 03, 2017 10:40

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「一番勝っているチームが誘ってくれたことを大変光栄に思う」

メジャーリーグのトレード期限直前(現地時間7月31日午後4時)にテキサス・レンジャーズからロサンゼルス・ドジャースにトレードされた日本人投手のダルビッシュ有(30)は、寂しい気持ちより期待感に満ちていた。理由は一つだ。メジャーリーグ選手ならだれもが夢見るワールドシリーズ(WS)優勝リングに最も近いチームがドジャースだからだ。

ドジャースは2日、アトランタ・ブレーブス戦で先発登板した前田健太が7回無失点で好投したことに支えられ3-2で勝利した。連勝を9に伸ばし75勝31敗(勝率.708)とした。メジャーリーグ30チームの中で勝率1位で、最強の戦力を発揮しているドジャースは、今季WSの最有力優勝候補だ。これに比べて、元所属クラブのテキサス・レンジャーズは50勝56敗(勝率.472)でアメリカンリーグ西地区4位に止まっている。事実上、ポストシーズン進出は難しい成績だ。

ダルビッシュがトレード成立後に笑みを浮かべている間、ヒューストン・アストロズでプレーしたもう一人の日本人選手、青木宣親(35)は青天のへきれきのような消息を耳にした。

ヒューストンが先発陣強化で投手のフランシスコ・リリアーノを獲得する代わりに青木をトロントにトレードしたのだ。アメリカンリーグ西地区首位のヒューストンから同じリーグ東地区最下位のトロントに移籍することになった青木は、「自分がトレードされるとは思わなかった。優勝に向かって最善を尽くしていたのに…」と戸惑いを隠さなかった。青木はカンザスシティ・ロイヤルズ所属だった2014にWSに進出したが第7戦までもつれ込む大接戦の末、サンフランシスコ・ジャイアンツに敗れてWS制覇には届かなかった。彼がサンフランシスコに移籍した2015年には前年に所属していたカンザスシティがWSを制覇した。今年はヒューストンのバックアップ愛野手で70試合に出場し打率.272に2本塁打を記録している。

メジャーリーグで17年間プレーしアジア人最多勝利(124勝)を挙げた朴賛浩(パク・チャンホ=43、元ドジャース)もWS優勝リングはつけられなかった。韓国人選手でWS優勝リングを持っているのは金炳賢(キム・ビョンヒョン=38、元アリゾナ・ダイヤモンドバックス)が唯一だ。



李憲宰 uni@donga.com