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柳賢振が7回無失点、「親友」黄載鈞も倒した

柳賢振が7回無失点、「親友」黄載鈞も倒した

Posted August. 01, 2017 09:23,   

Updated August. 01, 2017 11:36

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激しい勝負の世界には親友もなかった。

ロサンゼルス・ドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン=30)が同い年の黄載鈞(ファン・ジェギュン=サンフランシスコ・ジャイアンツ)とのメジャーリーグでの初対決で完勝を挙げた。

柳賢振は31日、本拠ドジャースタジアムにサンフランシスコを迎えて今シーズン最多となる7回を無失点(5安打1四球)に抑えた。7回を終えるまでの投球数は85球に過ぎなかった。この日、リーグのトップレベルの投手であるサンフランシスコのマディソン・バンガーナー(28)と対決した柳賢振は7回までスコア0-0を守る張り詰めた投手戦を繰り広げ、延長11回の3-2逆転勝利に貢献した。

柳賢振がサンフランシスコに与えた5安打は、いずれも単打だた。柳賢振は今年6月28日のロサンゼルス・エンゼルス戦までに72回3分の2を消化する間、本塁打を15本も浴びた。2013年シーズンに192回を投げて与えた本塁打数と同じ本数だった。しかし柳賢振は2戦連続で被本塁打なしで好投し、「本塁打工場長」の汚名を晴らした。

ピンチに追い込まれたところで出たゴロ誘導が逸品だった。柳賢振は鋭い制球で併殺打級を4回も誘導した。試合終了後にデーブ・ロバーツ監督監督が「良い制球で試合を支配した」と褒めるに十分な好投だった。柳賢振を含めドジャースの投手陣は併殺を6個を引き出し、チーム最多併殺記録も打ち立てた。

久しぶりに登板したモンスター投球は親友に対しても例外ではなかった。サンフランシスコの三塁手・6番で先発ランナップに名を連ねた黄載鈞(ファン・ジェギュン)に、柳賢振は試合前に「絶対直球は投げないから」と冗談を飛ばしたが、打席に立った黄載鈞が2回にもらった初球は時速147キロの速球だった。

続くチェンジアップで黄載鈞の空振りを引き出してカウントを有利に運んだ柳賢振は、カッター、チェンジアップ、カーブを順番に投げた。相次ぐ誘い球にバットを出さなかった黄載鈞は、勝負をフルカウントに持ち込んだが柳賢振は再び速球で二塁ゴロに打ち取った。柳賢振は試合後に「(黄載鈞との対決は)大変うれしかったけど、安打を打たれたくはなかった。持っている全ての球種を使った」と話した。

5回にも黄載鈞に初球で直球を投げてファールを誘っては、相次いでチェンジアップを投げて空振り三振に仕留めた。黄載鈞は、この場面について「最初の直球が外角低めに非常に良いボールが入ったのでファールになった。そして同じ位置にチェンジアップが来た。柳賢振が良く投げた」と言い、「(柳賢振との直接対決が)不思議な気持ちで面白かったけど、打てなかったのは悔しい」と語った。

サンフランシスコ打線はストライクゾーンの隅々を突いた柳賢振のカーブとチェンジアップに無気力に倒れた。許亀淵(ホ・グヨン)MBC解説委員は、「今シーズン最高の投球だった。球団首脳部に『どうだ、こういう投手なんだ』と言う強いメッセージを送った。使った全ての球(速球、スライダ、カッター、カーブ、チェンジアップ)のロケーションが捕手の膝当たりに集まった。速球の球速もコンスタントに92マイル(148キロ)を維持した。この程度の投球を何度か続けて見せるのなら、ポストシーズンでもクレイトン・カーショーやアレックス・ウッドに続く3番手先発をつかむことができるだろう」と話した。



任寶美 bom@donga.com