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玉の汗流し平昌五輪を待つ、ショートトラック代表がトレーニングを公開

玉の汗流し平昌五輪を待つ、ショートトラック代表がトレーニングを公開

Posted July. 26, 2017 08:51,   

Updated July. 26, 2017 09:00

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靴を履いてソウル蘆原区(ノウォング)にある泰陵(テルン)選手村の月桂館(トレーニングジム)を訪れたショートトラック代表のチェ・ミンジョン(19=城南市庁)は騎馬姿勢をしたままコーチの合図を待った。合図が出ると、綱引きをする格好で、ベルトの片方は自身の腰に、反対側は代表チームコーチのチョ・ジェボム氏(体重82キロ)の腰に巻いたチェ・ミンジョンは(約52キロ)は、綱引きをするように最大限の力を振り絞って横へ一歩ずつ足を伸ばした。横に20歩ほどを進んでは腰を起こしては短く息を吐いた。球の汗を流しながらも表情には特に変化がない。「氷姫」のニックネーム通り、トレーニング場でも終始冷静さを失わない。月桂館の壁に掛けられた「尽人事待天命」の文字が、彼女の気持ちを代弁しているようだった。

ショートトラック代表チームがグラウンドでの体力強化トレーニングを行う度に実施する「コーナリングベルト」メニューだ。チョ氏は、「ベルトの反対側を巻いている人の体重で支えることで、筋力を鍛えると同時に、コーナーを滑る際に起きる遠心力に慣れるためのトレーニング」だと説明した。

199日後に迫った平昌(ピョンチャン)冬季五輪で過去最高の成績に挑むショートトラックの男女代表チームが25日、グラウンドでの体力強化トレーニングを公開した。オフシーズンの間、ショートトラック代表チームは、トラックと筋トレを通じて、最大限に体力の強化を図る。

午前6時にレスリングと柔道選手たちと一緒に簡単な体操で体を解したショートトラック代表チームは、1周400メートルのトラックを2周してウォームアップさせた。全90分間行われる体力強化トレーニングは5分、10分刻みでメニューを変えながら濃密に実施される。月桂館に場所を移してからもコーナリングベルトをはじめ各種サーキット、サイクルなどが行われる。サイクルは40秒を全力疾走して20秒休憩のメニューを10回繰り返すインタバル方式で進められる。持久力を鍛えるトレーニングだ。

グラウンドでショートトラックの滑る動き(コーナー、直線など)を繰り返すジャンプサーキットは選手たちが最もきつく感じるメニューの一つ。チェ・ミンジョンは、「(ジャンプサーキットは)体力と姿勢のトレーニングを同時に行う。低い姿勢を維持しなければならないので、一番気合を入れて臨んでいる」と話した。

トレーニング公開のため、この日午前はグラウンド練習を行ったが、通常は午前5時20分から午前中に2時間、午後に2時間30分ほど氷上練習を行った後に2時間にわたってグラウンドトレーニングをしている。チョ氏は、「毎日200周以上の氷上トレーニングをしてスケート感覚を磨き、体力を最大限に強化することに集中している」と説明した。

代表チームは30日からカナダ・カルガリーに渡って合宿トレーニングを行うが、そこではスピードを上げるトレーニングに集中する計画だ。チョ氏は、「五輪準備に向けて、今年は3次(代表)選考会を行わなくても済むので、例年に比べて体力を鍛える時間を稼いだ。海外合宿後は短く休憩期間を挟んで、再び体力を引き上げて最高のコンディションで五輪に臨みたい」と意気込みを語った。

ホームで開かれる五輪を準備する選手たちは、強烈な野心をのぞかせた。沈錫希(シム・ソッキ=20、韓国体育大学2年)は、「まずは、皆で一緒に笑えるリレーで是が非でも表彰台の一番高い所に立ちたい。個人種目でも過程や結果において、悔いを残さないよう、自分を褒められるように頑張りたい」と話した。2014年ソチ五輪でメダルがなかった男子代表チームは、自尊心の回復を宣言した。キム・ソンテ代表監督は、「雪辱するために4年を待った。五輪はすでに始まった」と言い、強い自信を示した。



姜泓求 windup@donga.com