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フィギュアの車俊煥、平昌五輪代表選考会参加のため帰国

フィギュアの車俊煥、平昌五輪代表選考会参加のため帰国

Posted July. 24, 2017 09:57,   

Updated July. 24, 2017 10:24

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カナダでの3ヵ月にわたるトレーニングを終えて帰って来た彼は、にっこりと微笑みながら手を振った。照れ屋だったジュニア時代より、一段と余裕のある姿だった。その間、身長は1センチが伸び、顔にあったニキビ跡も薄くなっていた。平昌(ピョンチャン)冬季五輪を控えて本格的にシニア舞台に挑戦状を突き付けたフィギュアスケート男子シングルスの期待株、車俊煥(チャ・ジュンファン=徽文高)が23日帰国した。

車俊煥は28日からソウル木洞(モットン)アイスリンクで行われる五輪出場選手を選ぶ1次選考会に参加する。フィギュアスケート選手は1~3次選考会の合計点数で選ばれ、1次選考会の優勝者は平昌五輪出場権がかかっているネーベルホルン杯(9月)参加資格が与えられる。車俊煥は、「これまで練習してきたことを踏まえて、クリーン演技を見せつけたい」と意気込みを語った。

昨シーズンのジュニア舞台で韓国男子選手では初めて国際スケート連盟(ISU)ジュニアグランプリファイナルで銅メダルを獲得し脚光を浴びた車俊煥は、今シーズンは五輪を目指してシニア舞台にデビューする。2014年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(23=日本)など世界的な選手たちと競争するため、高得点に有利なクアドラフル(4回転)ジャンプの練習に集中した。

世界ランキング1位の羽生はフリーだけで4度の4回転ジャンプを跳ぶ。

車俊煥は、「選考会までは時間があるので変更があるかもしれないが、今のところはショートとフリーでそれぞれ1度と2度の4回転ジャンプを跳ぶ計画だ」と話した。また、「ショートでは4回転サルコウ(基本点10.5点)を跳び、フリーでは4回転サルコウ+2回転トウループコンビネーションジャンプ(基本点11.8点)と4回転トウループを披露する計画だ。車俊煥は4回転ジャンプの成功率を高めるため、スピードを上げる氷上でのトレーニングと柔軟性を高めるオフアイストレーニングを並行してきた。

スケートで使用する音楽に対する解釈能力が優れていると評価されてきた車俊煥は、今シーズンに使用する新しい曲に合わせて演技力を高めるために努力している。ショートでは米国のジャズミュージシャン、ルイ・アームストロングの「what a wonderful tonight」のリメイクバージョンに合わせて演技し、フリーでは英国の作曲家グスターヴ・ホルストの管弦楽組曲「惑星」を使用する。車俊煥は、「ショートでは平和的なメッセージを感性的に伝えるためのイメージトレーニングをしている。フリーでは惑星の巨大なイメージに見合った、雄大で強い感じの演技を見せたい」と話した。



鄭允喆 trigger@donga.com