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「3分診療」

Posted July. 21, 2017 09:58,   

Updated July. 21, 2017 10:05

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大韓民国で一度でも大学病院で診療を受けた人たちは、「3分診療」をほぼ宿命のように受け入れる。ただでさえ病気のために落ち込んだ患者は、「教授」に聞きたい質問はやまやまだが、割り当てられた3分は、矢のごとく流れていく。次の患者を呼ぶ声にあたふたと診療室を出た後になってようやく、「あ、そうだ!」と叫んだりする。

◆「3分診療」は患者らが作り出した不満ではない。2年前、全国国立大学病院の診療時間が3分余りという分析が出た。平均診療時間が最も短いところとして、全南(チョンナム)大学病院(3.8分)が首位、ソウル大学病院(4.4分)が2位だった。勤務時間と患者数を割り算した結果なので、実際の診療時間はもっと短いという結論だ。「3分診療」が公式のように通用され、活用ヒントも登場した。時間の無駄を防ぐためには、どのような新しい症状が現れたのか、医師には何を聞くかなどをメモしていくこと、事前に病気について勉強することなどである。

◆当日、すべての仕事を取りやめて駆けつけてきた患者に、3分はあまりにも物足りない時間である。地方から高速列車で3時間走ってきて3分診療を受けると、むなしい気がするだろう。いくら名医であっても、その短い時間に正確な診断を下すことは難しい。幸いなことに変化の兆しが見えている。ソウル大学病院が9月から、11診療科目の教授11人が初診患者を対象に「15分診療」を発表した。もっと細かい診察をすると、患者が精神的に満足するだけでなく、経済的にも満足するという理由からだ。調査の結果、診療時間の短い患者らは「15分診療」の患者に比べ、検査費だけでも2倍以上を使った。

◆複数の大手病院は、医療報酬が低く、患者を速戦即決で診なければ維持費も手にできないと抗弁する。ソウル大学の「実験」結果を、他の総合病院も注視している。医師は、病気の治癒だけでなく、患者の心を慰める役割もしなければならない。制度のせいで「3分診療」の画期的改善に時間がかかるとしても、すぐに実践できることもある。不安がる患者に温かい一言を渡すことだ。人間らしいもてなし、病気を患う人たちの切実な願いである。