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韓国女子ゴルフ、箸、ズボンの風

Posted July. 18, 2017 09:36,   

Updated July. 18, 2017 09:53

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全米女子オープン選手権は、米女子プロゴルフ協会(LPGA)のメジャー戦5大会の中でも最高峰と言える。昨日終わった今年の全米女子オープンで朴城炫(パク・ソンヒョン)が優勝を飾った。2008年から10年間、同大会で韓国勢は実に7度も優勝を果たした。韓国系のミシェル・ウィーまでを入れると8度になる。優勝だけではない。今年は上位10位内に韓国人選手が8人も名を連ねた。LPGA大会なのか、韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)大会なのか判断がつかない、という声が出てくるほどだ。

◆全米女子オープンで韓国人選手が初めて優勝を果たしたのは、パク・セリが素足闘魂を発揮された1998年大会である。全米女子オープンが始まった1946年からパク・セリが優勝する前年までの51回の大会で、米国人選手が43度、外国人選手が8度優勝した。しかし、パク・セリが優勝した年から今年までの20回では外国人選手が12度も優勝し、米国人選手の8度を上回った。このうち韓国人選手の優勝は9度である。優勝回数は、1998年から最初の10年間の2回から、その後の10年間は7回へと跳躍した。

◆英国はゴルフの本家であるが、大会でみると、男女大会共に米国が強く、特に女性大会では米国が圧倒的に強い。そんなLPGAツアーで、韓国人選手が米国人選手らを大きくリードして久しい。今シーズンだけでも、今まで行われた19の大会で、韓国選手が半分近い9大会で優勝した。このうち3つのメジャー大会で2大会優勝を韓国選手が持ってきた。女子ゴルフは、大会は米国で行って優勝は韓国が総なめするシステムとなっている。

◆アーチェリーだけでも、韓国男女ともに世界トップだが、ゴルフでは、韓国の女性だけが世界トップとなっている。箸を使いながら育てられた特別な手の感覚が、パワーよりは精度が重要なスポーツで成果を上げているという分析もある。欠かせないのは、父親たちのズボンの風だ。教育熱はおおむねママたちのスカートの風だが、ゴルフだけは父親たちが子供の頃から娘を連れて通いながら、自分の財産と時間を注ぎ込んで得た結実であるケースが少なくない。