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永久欠番

Posted July. 10, 2017 09:52,   

Updated July. 10, 2017 10:09

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メジャーリーグ初の永久欠番には悲しい話がある。1920年代と30年代にベーブ・ルースとともにニューヨーク・ヤンキースの「殺人打線」をけん引した強打者ルー・ゲーリックがその主役だ。ゲーリックは、14年間2130試合に連続出場し「鉄馬」の異名を得るほど強い体力とメンタルの持ち主だった。その彼が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という奇病にかかって突然引退し、ファンを泣かせた。1939年の引退式でヤンキースは、彼の背番号「4」を永久欠番に指定した。ゲーリックは2年後に死亡した。その後、彼の病気は「ルーゲーリック病」と呼ばれた。

◆永久欠番にまつわる気の毒な話は韓国プロ野球にもある。KBOリーグ初の永久欠番は、OBベアーズ(現斗山ベアーズ)の捕手だった故キム・ヨンシンの54番だ。国家代表出身の有望株だったキム・ヨンシンは、1985年にOBに入団したが、最後までレギュラーで出場する機会は得られなかった。元年優勝チームには、キム・ギョンムン、チョ・ボムヒョンといった名捕手がぞろりとそろっていた。入団翌年に遺体で見つかったが、自身の境遇を悲観して命を絶ったとの見方もあった。OBは哀悼の意を込めて、彼の背番号を永久欠番に指定した。

◆野球で最も有名な永久欠番はジャッキー・ロビンソンの42だ。1947年にブルックリン・ドジャースで黒人初のメジャーリーガーになった彼は、グラウンドの中と外で人種差別を克服し、10年間優れた活躍をした。野球を「白人のスポーツ」から「米国のスポーツ」にした業績を称え、メジャーリーグ事務局は1997年に42を全球団の永久欠番としたが、全球団永久欠番は今も唯一だ。ロビンソンが初出場した4月15日になると、メジャーリーグの全選手が普段は着用が禁じられた42番をつけて故人を業績を称える。

◆LGツインズが9日、「赤兎馬」李炳圭(イ・ビョンギュ)の引退式を行い、背番号9を永久欠番とした。KBOリーグで永久欠番になった13人のうち優勝経験のない選手は初めてだ。それだけ多くのファンから愛されたことを球団が評価していることを示している。いつかは韓国にもロビンソンのように野球場の中と外で鏡となる選手が登場し、全球団永久欠番の栄光に輝くことを期待する。