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私教育誘発者は誰だ

Posted June. 07, 2017 08:59,   

Updated June. 07, 2017 09:00

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「大学修学能力試験(修能)で間違いがいくつまでなら、SKY(ソウル、高麗、延世)大学に入れるでしょうか?」。ソウル江南(カンナム)8学区のとある高校進学相談室に頻繁にかかってくる電話の質問だ。本人の紹介はもちろん、子供の身上は一切明らかにせず、いきなりこう尋ねてくるという。カウンセラーは心の中で、「学力考査世代の親だな」と判断する。しかし、カウンセラーもきちんと答えられないのだという。修能と学力考査との基本的な枠組み自体が違うからである。

◆40代後半から50代半ばの保護者たちは概ね、学力考査の点数に基づいて大学と学科を選択した。学力考査自体も暗記中心の4肢拓一式の客観テストだった。この世代が、修能成績通知表の標準点数、百分位、等級を一気に理解するのは決して容易ではない。修学能力試験の受験科目別の反映比率も大学ごとにそれぞれ異なっている。ソウル大学は、科学探求IIを1科目以上受験してこそ志願できる。たまに理科修能満点者がソウル大学医学部に入学できず、延世(ヨンセ)大学医学部に方向を変える理由でもある。

◆ソウル大峙洞(テチドン)にある入試塾町に、大学入学コンサルティング開設のブームが起きている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が2021年度の修能を絶対評価に変えると公約したうえ、来年から高校内申が絶対評価に切り替えられる公算が大きいからだ。新制度の「実験対象」になる中学3年生の親たちは、苦しい心情を落ち着かせるためにも、数十万ウォンの費用を惜しまないという。しかし、まだ確定していない政策を巡り、入試コンサルタントたちだって、「ご飯食べると満腹になる」以上に何ら決め手があるとは思えない。

◆最近、EBSが放送した6部作「大学入試の真実」の第2部では、「親の模擬試験」を行った。入試の基本についてどのくらい知っているかを測定したのである。100点満点で最高点は100点、最低点は16点だったが、私教育費を多く使う親たちは成績が良かった。低い点数が付けられたとある母親は「子供にすまなかった。このような常識すら知らないのに『お前、大学入学はどうするつもり?』と言う資格などないね」と自責した。かなり減ったとはいえ、大学入試の随時選考方法だけでも900種類を超える国で、親はコンサルティング塾に足を向けないわけにはいかない。